今回はATH-CKS5TWのレビューをしたいと思います。
今回レビューするのはaudio-technica社の製品です。
audio-technica社はヘッドホンやイヤホンを作るメーカーのイメージでした。
私はaudio-technica社のイヤホンを1つ持っていたのですが、商品名は忘れてしまいました。
ただ、その時はドンシャリな音の高級機だったと思います。
その数年前以来のaudio-technicaのイヤホンなのですが、最近TWSイヤホンにはまって以来色々とTWSイヤホンを調べているとこのATH-CKS5TWが人気だということで試してみたくなり今回購入してみました。
そして、今回私のレビューするATH-CKS5TWは何といっても売りは1回の充電で15時間連続動作できる長時間のバッテリーです。
最近7時間の商品でさえ電池が持つな~と感じていたのですが、15時間という非常に電池もちの良い製品です。
また、Bluetooth5.0対応やaptX対応、IPX2対応ということで音質や接続性、防水防滴機能の方にもかなり期待が持てます。
さらに、audio-technica社はダイナミック型のイヤホンが得意なイメージがあるのでそちらにも期待です!
今回のATH-CKS5TWはどのような音作りがされているのでしょうか。
読者様の購入の参考になれば幸いです。
ATH-CKS5TWの仕様について
型式 | ダイナミック型 |
ドライバー | φ10mm |
出力音圧レベル | 110dB/mW |
再生周波数帯域 | 5~40,000Hz |
インピーダンス | 16Ω |
●マイクロホン部 | |
型式 | MEMS型 |
指向特性 | 全指向性 |
感度 | −40dB(1V/Pa,at1kHz) |
周波数帯域 | 50~4,000Hz |
●通信仕様 | |
通信方式 | Bluetooth標準規格Ver.5.0準拠 |
最大通信距離 | 見通しの良い状態で10m以内 |
使用周波数帯域 | 2.4GHz帯(2.402~2.480GHz) |
変調方式 | FHSS |
対応Bluetoothブロファイル | A2DP、AVRCP、HFP、HSP |
対応コーデック | Qualcomm® aptX™ audio、AAC、SBC |
対応コンテンツ保護 | SCMS-T方式 |
伝送帯域 | 20~20,000Hz |
●その他 | |
電源 | ヘッドホン:DC3.7Vリチウムイオン電池(内蔵式) 充電ケース:DC3.7Vリチウムポリマー電池(内蔵式) |
充電時間* | ヘッドホン:約2時間/充電ケース:約3.5時間 |
使用可能時間:連続通信(音楽再生時)* | 最大約15時間(ヘッドホン) |
最大約45時間(充電ケース併用時) | |
質量 | ヘッドホン:約8g(L側),約8g(R側) |
充電ケース:約60g | |
防滴仕様 | IPX2(ヘッドホンのみ) |
使用温度範囲 | 5~40℃ |
*使用条件により異なります。 |
今回私はブラックカラーのモデル(ATH-CKS5TW BK)をAmazonから購入しました。
価格は18000円です。
やはり、15時間の動作時間と、aptXに対応しているところ、そして、 IPX2に対応しているところは素晴らしいですね。
ATH-CKS5TWはしっかりとaptXで接続されています。
ATH-CKS5TWの外観等について
購入時の外観、付属品について
イヤホン本体
充電機能付きケース
充電ケーブル
イヤーピース(1種類×4サイズ)
シリコンリング2種類
説明書類
TH-CKS5TWの付属品はなかなかたくさん入っています。
イヤーピースは1種類ですが、4サイズもありピッタリなサイズの物を選べます。
ATH-CKS5TWのケースはプラスチック製ですが、かなりしっかりとした作りです。
プラスチック製なため約60gと非常に軽く、持ち運びやすいです。
また、横型で滑りづらくなっており持ちやすいです。
さらに、ケースの側面に電池残量の表示があります。充電のタイミングがとても分かりやすいですね。
イヤホンをしまう時のLRもしっかりと記載されており分かりやすいです。
筐体の外観について
ATH-CKS5TWの筐体はフェイスプレート部分が金属製、シェル、ノズル部分がプラスチック製です。
さすが大手メーカーだけあって筐体のつくりは素晴らしいです。
ATH-CKS5TW、NT01 AX-BG、TE-D01dとTE-D01gとのサイズ感は写真のような感じです。
ATH-CKS5TWのペアリング方法、操作性、操作方法について
ペアリング方法
ペアリング方法は充電機能付きケースからイヤホン本体を取り外すとペアリングモードになります。
もしくは、イヤホンのボタンを2秒間長押しでペアリングモードに切り替わります。
操作性
ATH-CKS5TWの主な操作はシェル側面部分にあるボタンのタッチです。
ボタンの操作なので間違えて触れてしまっても誤操作などが無いです。
ボタンは柔らかめで押しやすいです。
主な操作方法
【電源オン/オフ】
電源オン:充電ケースから取り出すだけで、自動的に電源オンになります。
電源オフ: イヤホンを充電ケースに入れるだけで、自動的に電源オフになります。
【主な操作方法】
音楽再生/停止・・・イヤホン(R)のボタンを1回押す
1曲送り ・・・イヤホン(R)のボタンを2回押す
1曲戻し ・・・イヤホン(R)のボタンを3回押す
音量を上げる・・・イヤホン(L)のボタンを1回押す
音量を下げる・・・イヤホン(L)のボタンを2回押す
【電話に出る】
受話中にイヤホン(R)を1度押す。
ボタンの操作はかなり操作しやすく、ゆっくりでも早くでもしっかりと認識します。
ボタンの反応の精度の良さは今まで紹介してきた中国メーカー製イヤホンよりはるかに高いと感じました。
ATH-CKS5TWの音質等について
レビューの前提として
〈エージングについて〉
私は実体験からエージングは必要があると思っています。
〈エージング方法について〉
私のエージング方法は適度な音量で100時間超エージング用音源(オーディオ機器エージング用WAVファイル集の詳細情報 : Vector ソフトを探す!)でエージングし、次に100時間音楽ランダム再生の計200時間超を目安としています。
〈高音、中音、低音について〉
高音はシンバル
中音はボーカルやバイオリン・ピアノ
低音はドラム
をイメージしています。
〈イヤーピースについて〉
付属の物は使わないです。
私の良く使うイヤーピースは、OSTRY、スピンフィット、スパイラルドット、コンプライ、SednaEarfitです。
ATH-CKS5TWでは主にスピンフィット、SednaEarfitを試しました。
ATH-CKS5TWの音質
〈全体的な出音のバランス〉
ATH-CKS5TWの感想としては中低音、特に低音の印象が強めな出音でTWSイヤホンとしては音場の広めな暖色傾向のイヤホンです。
出音のバランスは中低音、特に低音が強めで、高音は中低音よりも抑え気味という印象です。
audio-technica社らしいドンシャリではなくSOLIDBASSというタイトル通りの質の高い低音が出ています。
出音の強さのイメージとしては低音≧中音>高音のイメージです。
音の傾向としては暖色です。
〈高音〉
ATH-CKS5TWの高音は最も量が少なく印象が少ない音域です。
ただ、高音はしっかりときれいに聞こえてきます。
レンジはそこまで広くなく超高音は出ていないです。
そのおかげでシンバルなどの刺さりがありません。
音の距離は遠目です。
〈中音〉
低音よりも控えめですが、曲によっては最も量が多く聞こえる音域です。
中音は量があり、分離感も悪くないのでしっかりと中音が聞こえます。
ただ、距離が遠めなのでボーカルホンとは言えません。
距離は遠目です。
〈低音〉
低音はATH-CKS5TWで最も印象的に聞こえる音域です。
SOLIDBASSという名前の通りかなり低音は量も多いため印象が強く、しっかりと低音を感じます。
低音はレンジが広くしっかりと超低音も出ています。
低音好きな方におすすめできるハイレベルな低音が出ています。
距離は遠目です。
〈解像度〉
全体的に解像度は普通程度です。
TWSにしてはかなり良いほうです。
特に低音がきれいです。
〈分離感・音場〉
音場は広めで全体的に音が遠くで鳴っている印象を受けます。
ただ、低音の主張が強く多少低音が他の音に気に被ってしまい分離感が高いとは言えません。
音以外の評価として
〈音漏れ・遮音性について〉
ATH-CKS5TWはDD搭載の機種なので、空気穴があり音漏れがあります。
しかし、音漏れの量は非常に小さいです。
そのため、通勤・通学のイヤホンにおすすめです!
〈電池の持ちについて〉
実際に使用したところ、満充電状態から切れるまでは約15時間でした。
電池の持ちは素晴らしいです!
ケースで約3回充電できるので45時間なので2週間くらいは充電せずに利用できるのではないでしょうか。
この電池の持ちはATH-CKS5TWの特徴ですね!
〈接続性ついて〉
Bluetooth5.0で接続が出来ており、電車内や駅構内での利用については問題がありませんでした。
通勤・通学時でも十分に利用できそうです。
ATH-CKS5TWのまとめ
ATH-CKS5TWの特徴
ATH-CKS5TWの評価
個人的な価格比のおすすめ度です
音質 | 4.0 |
操作性 | 5.0 |
再生時間(15時間) | |
防水防滴(IPX2)・フィット感等 | |
総合評価 | |
今回はATH-CKS5TWの感想としては中低音、特に低音の印象が強めな出音でTWSイヤホンとしては音場の広めな暖色傾向のイヤホンです。
特に低音の質が良く、しっかりと重低音も再現できるので低音が好きな人におすすめできます。
また、15時間連続再生が可能な点はとても素晴らしく、音漏れも大変少ないため通勤通学用のイヤホンとしてかなりおすすめできるイヤホンです。
さらに、IPX2と持ち運びには十分な防水防滴性能を備えておりTWSとして持ち運びにもピッタリなイヤホンです。
初めて国産のメーカーのTWSイヤホンを購入しましたが、ATH-CKS5TWは日本の市場の特徴を備えた良いバランスのイヤホンでした。
audio-technica社の次のイヤホンも購入したいと思いました。
では次のレビューにて。