今回はKZ T1 TWSのレビューをしたいと思います。
今回レビューするKZ T1 TWSはKZ社の新製品です。
KZ社はいつも有線のイヤホンを作るメーカーです。
私はKZ社のイヤホンを20個以上も購入しており、KZ社の派手な音作りがずっと前から好きでした。
そんなKZ社はもっぱら有線のイヤホンを作るメーカーのイメージでしたが、今回ブランド初のTWSイヤホンを販売しました。
それがこのKZ T1 TWSです!
個人的にTWSイヤホンにはまりかけていることや、KZ社の音作りが好きなので今回購入してみました。
そして、今回私のレビューする今回はKZ T1 TWSはKZ社の有線イヤホンで良く作られているドライバー構成の1BA+1DDであり、KZの得意なドライバー構成のイヤホンといえます。
KZ社の派手目な音作りが好きなこと、また、KZ社初のTWSイヤホンということでどのような音作りがされているのでしょうか。
読者様の購入の参考になれば幸いです。
KZ T1 TWSの仕様について
Model Number | T1 |
Bluetooth Version | 5.0 |
Color | Black |
Battery Capacity | 3.7V 55mah*2pcs |
Playing Time | About 3 hours |
ffective Distance | ≥10m |
Standby | About 15 hours |
Waterproof | No |
今回私はブラックカラーのモデルをEasy earphones(@hulang)から購入しました。
特徴としては、TWSとしては珍しいハイブリッド構成のイヤホンであるというところでしょう。
個人的に、防水に対応していないところと、3時間しか連続動作できない点には不満があります。
ただ、3時間充電についてケースにしまうことで複数回充電できるため、致命的なデメリットにはなりません。
KZ T1 TWSの外観等について
購入時の外観、付属品について
私は今回KZ T1 TWSをAliexpressで購入しました。
KZ T1 TWSはAliexpressで購入するとおなじみのプチプチの袋に入っていました。
少し箱に痛みがありました。
イヤホン本体
充電機能付きケース
充電ケーブル
イヤーピース(1種類×3サイズ)
説明書類
付属品は少なめですが、イヤーピースやUSBケーブルなど最低限必要なものはすべて入っています。
KZ T1 TWSのケースは金属製でかなりしっかりとした作りです。
持ち運びにもばっちり対応できます。
KZ T1 TWSの外観について
KZ T1 TWSはフェイスプレート、シェル部分がプラスチック製、ノズル部分が金属製です。
KZ社らしく全体的な筐体のつくりは良いです。
フェイスプレートは傷もなくとてもきれいです。
イヤホンの大きさは普通です。
イヤホンの重さは軽いです。そのため、使用時に重みで落ちてくるということはないです。
ノズルに引っ掛かりがあるのでイヤーピースの紛失の心配はありません。
KZ T1 TWSのペアリング方法、操作性について
ペアリング方法
KZ T1 TWSはケースから取り出すと自動でペアリングモードになります。
2度目の接続は設定は不要です。
操作性
KZ T1 TWSはタッチ式でボタンがありません。
また、タップの感度が非常に良く操作がしやすいです。
ただ逆にイヤホンのずれを直そうとしただけで曲が止まる時もありました。
主な操作はフェイスプレート部分のタッチです。
KZ T1 TWSの操作方法
【電源オン/オフ】
電源オン:充電ケースから取り出すだけで、自動的に電源オンになります。
電源オフ: イヤホンを充電ケースに入れるだけで、自動的に電源オフになります。
【主な操作方法】
音楽再生/停止・・・イヤホン(LまたはR)のフェイスプレートを1回押す
1曲送り ・・・イヤホン(R)のフェイスプレートを2回押す
1曲戻し ・・・イヤホン(L)のフェイスプレートを2回押す
音量を上げる・・・イヤホン(R)のフェイスプレートを3回押す
音量を下げる・・・イヤホン(L)のフェイスプレートを3回押す
【音声アシスタント起動】
●フェイスプレートを2秒長押しで、siri、googleアシスタントを呼び入れ。
KZ T1 TWSの音質について
レビューの前提として
〈エージングについて〉
私は実体験からエージングは必要があると思っています。
そのため、エージング前に記事を上げ、エージング後に同記事を追記します。
〈エージング方法について〉
私のエージング方法は適度な音量で100時間超エージング用音源(オーディオ機器エージング用WAVファイル集の詳細情報 : Vector ソフトを探す!)でエージングし、次に100時間音楽ランダム再生の計200時間超を目安としています。
〈高音、中音、低音について〉
高音はシンバル
中音はボーカルやバイオリン・ピアノ
低音はドラム
をイメージしています。
〈イヤーピースについて〉
付属の物は使わないです。
私の良く使うイヤーピースは、OSTRY、スピンフィット、スパイラルドット、コンプライ、SednaEarfitです。
KZ T1 TWSでは主にスピンフィット、SednaEarfitを試しました。
KZ T1 TWSの音質について
〈全体的な出音のバランス〉
KZ T1 TWSは中低音の印象が強めな出音でTWSイヤホンとしては解像度、分離感の高めな寒色傾向のイヤホンです。
出音のバランスは中低音が強めで、高音は中低音よりも抑え気味という印象です。
KZ T1 TWSはハイブリッド構成かつKZ社のイヤホンなので高音が強くなるのかな、と思っていたのですが少し違いました。
全体的にくっきりはっきりとした出音のイメージです。
出音の強さのイメージとしては中音≧低音>高音のイメージです。
音の傾向としては寒色です。
〈高音〉
今回はKZ T1 TWSの高音は最も量が少なく印象が少ない音域です。
ただ、TWSのイヤホンにしては高音はしっかりときれいに聞こえます。
レンジはそこまで広くなく超高音は出ていないです。
そのおかげでシンバルなどの刺さりがありません。
音の距離は近いです。
〈中音〉
中音はKZ T1 TWSで最も印象的に聞こえる音域です。
中音は量もあり、距離もかなり近いため印象が強いです。
そのため、ボーカル向きなイヤホンです。
距離は近いです。
〈低音〉
中音よりも控えめですが、曲によっては最も量が多く聞こえる音域です。
かなり印象が強く、しっかりと低音を感じます。
距離は近いです。
〈解像度〉
全体的に解像度は良いです。
さすがKZという音質です。
特に中音がきれいです。
〈分離感・音場〉
音場は狭く近い印象で、分離感は良いです。
音場は狭いですが、そのおかげで臨場感のあるボーカルが楽しめます。
音以外の評価として
〈音漏れ・遮音性について〉
今回はKZ T1 TWSはDD搭載の機種ですが、音漏れの量はそこまで多くないです。
また、遮音性も悪くないです。
よって、通勤・通学用のイヤホンとして使用をおすすめ出来ます。
〈電池の持ちについて〉
実際に使用したところ、満充電状態から切れるまでは約3時間でした。
少し最近のTWSイヤホンにしては短いです。
ケースに入れることで充電を約7回出来ますが、1回の連続動作時間が約3時間は今のTWSイヤホンとしては短いです。
電池については改善してほしいです。
〈接続性〉
Bluetooth5.0で接続が出来ており、電車内や駅構内での利用については問題がありませんでした。
通勤・通学時でも十分に利用できそうです。
KZ T1 TWSのまとめ
KZ T1 TWSの特徴
KZ T1 TWSの評価
個人的な価格比のおすすめ度です
音質 | 4.0 |
操作性 | |
再生時間 | |
防水防滴・フィット感等 | |
総合評価 | |
KZ T1 TWSは中低音の印象が強めな出音でTWSイヤホンとしては解像度、分離感の高めな寒色傾向のイヤホンです。
中低音重視でTWSイヤホンとしては解像度、分離感も高く、くっきりはっきりとした音で音楽を楽しく聞くことができます。
特に中音のバランスが良く、中音が好きな人におすすめできます。
TWSの中では解像度も高く音にこだわる人におすすめできます。
ドンシャリサウンドのイメージなKZらしさはあまりないですが、低価格でも高解像度をTWSでも実現するというところはKZ社らしいかなと感じました。
KZ社のTWSはTWSデビューにおすすめできる良好なバランスの取れたイヤホンです。
では次のレビューにて。