4BA+1DD

KZ社らしい明るいドンシャリサウンドのZS5,6系列の4BA+1DDの新イヤホン 「ZS7」 レビュー 【イヤホンレビュー】

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今回は KZ ZS7 のレビューをしたいと思います。

KZ社と言えばやはり、最初にインパクトを残したZS5ZS6のイメージを持たれている方が多いと思います。

このKZ KZ ZS7は中華イヤホンブームを起こしたKZのZS5、ZS6の後継機です。

そして、ついに最新版であるKZ ZS7が発売されました!

見た目には色しか変化が無いように見えますね。

ZS5ZS6はかなりドンシャリではっきりとした音のイメージでした。

ZS7になってどのような変化があったのでしょうか。

読者様の購入の参考になれば幸いです。

KZ ZS7の仕様

モデル名 KZ ZS7
ドライバー 4バランスド・アーマチュア+1ダイナミック
インピーダンス24Ω
出力音圧レベル 105db
再生周波数帯域 7Hz-40000Hz
ケーブル 125cm 着脱式
本体カラー ブルー
コネクター 2pin (0.75mm)

今回私はブルーカラーのモデルをAli expressのEasy earphones(@hulang)から購入しました。

値段は約4000円です。

販売店はAmazon、Aliexpress、DROP等が大手だと思います。

保証は一年です。

特徴としては 4バランスド・アーマチュア+1ダイナミック 搭載しているところです。

このドライバー構成は変わらずですね。

KZ ZS7の外観等について

購入時の外観、付属品について

箱のデザインは黒色を基調としています。

大きさは普通です。

シルエットとしては長方形です。

また、KZの豪華版のケースは厚みのあるものでしたが、このZS7のケースは厚みが薄くなる改良がされています。

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パッケージ付属品

イヤホン本体

イヤーピース1種類×3サイズ

ケーブル1本

説明書類

いつものKZの内容物です。

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イヤホンの外観について

KZ ZS7の筐体はフェイスプレートが金属、シェル、ノズル部分が金属製です。

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イヤホンの大きさは普通です。

イヤホンは大変丁寧に作られています。

KZ ZS7はのステム部分は引っ掛かりが有ります。そのため、イヤーピースの落下を気にせず外でも使用できます。

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音質について

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レビューの前提として

〈エージングについて〉
私は実体験からイヤホンにエージングは必要があると思っています。

〈エージング方法について〉
私のエージング方法は適度な音量で100時間超エージング用音源(オーディオ機器エージング用WAVファイル集の詳細情報 : Vector ソフトを探す!)でエージングし、次に100時間音楽ランダム再生の計200時間超を目安としています。

〈再生機器について〉
WM1A、アンバランス出力、ハイゲイン出力です。

〈高音、中音、低音について〉
高音はシンバル

中音はボーカルやバイオリン・ピアノ

低音はドラム

をイメージしています。

〈イヤーピースについて〉
付属の物は使わないです。

私の良く使うイヤーピースは、OSTRY、スピンフィット、スパイラルドット、コンプライ、SednaEarfitです。

KZ ZS7では主にスピンフィット、スパイラルドット、SednaEarfitを試しました。

KZ ZS7の音質

〈全体的な出音〉
KZ ZS7低音強めなドンシャリで各音がハッキリと聞きやすい明るい寒色イヤホンです。

音の量は高中低音すべてがしっかりと出ています。

ただ、その中でも低音が強くはっきりと聞こえてきます。

出音の強さのイメージとしては 低音>高音≧中音 のイメージです。

KZらしいとても高低音が派手なドンシャリ傾向で各音の派手な明るいハッキリくっきりな出音です。   

音の傾向としては寒色です。

〈高音〉
高音はしっかりと量があります。

高音はレンジが広く、しっかりと超高音も出ています。

ただ、いつものZS系と同様に明るすぎなところもあり多少派手すぎる印象を受けます。

そのため、シンバルなどの刺さりが多少あります。

音の距離としては普通です。

〈中音〉
高低音に比べると音の量は少ないです。

ただ、量は十分に出ています。

中音はドライな印象で量が多めなのですが、解像度はそこまで高いといえないです。

サ行の刺さりは感じません。

距離は普通です。

〈低音〉
KZ ZS7でもっとも量のある音域です

低音はレンジも広くしっかりと深い低音が出ています。

ただ、量の多いためか、多少ぼやけた印象を受け、また他の音域との被りがある印象です。

音の距離は近いです。

〈解像度〉
解像度は高めです。

KZは解像度が高いのでここはいつも通りです。

特に高音が良く聞こえます。

〈音場・分離感〉

音場は多少狭いです。

また、分離感は普通です。

全体的な音の量があるのと、音場が広くなく高音と低音が少し近めなので中音域に被って聞こえます。

しかし、音場が狭くドンシャリ傾向なのでとても明るくノリ良く音楽を楽しめます。

左右への分離は悪くないです。

〈音量のとりやすさ〉
音量取は取りやすいと思います。

ハイゲイン22前後で聞いています。

音以外の評価として

〈遮音性(音漏れ)について〉
KZ ZS7はDD搭載の機種で、表側に3列、裏側に1つ空気穴があります。

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そのため、だいぶ音漏れがあります

また、遮音性も低めで、結構音が入ってきます。

通勤・通学用のイヤホンとして使用をお勧めできません。

〈純正ケーブルについて〉
KZ ZS7のケーブルは細めのケーブルです。

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ただ、多少癖が強めで柔らかさも普通程度です。

柔らかさのわりにタッチノイズはあります。

持ち運びやすいケーブルとは言えなさそうです。

リケーブル推奨です!

KZ ZS7のまとめ

KZ ZS7の特徴

ZS系列のドンシャリサウンド

明るく派手目な音

リケーブル可

筐体に高級感がある

  • 値段が上がった
  • 明るすぎることもあり聞き疲れる

KZ ZS7の評価

個人的な価格比のおすすめ度です

高音 4.0
中音 4.0
低音 4.0
解像度、分離感等 4.0
総合評価 4.0

KZ ZS7 低音強めなドンシャリで各音がハッキリと聞きやすい明るい寒色イヤホン です。

KZのZS系列の特徴である各音のはっきりした元気な聞きやすい出音は健在です。

ただ、ZS5や6はもっともっと高低音が暴れていた印象があります。そのため、KZ ZS7はだいぶ聞きやすい音になりました。

ZS5、6よりも解像度を上げて、聞きやすくなったKZ ZS7はおすすめです!

では次のレビューにて

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