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OperaFactory社の音場の広い低音重視のドンシャリ1DDイヤホン 「OM3」 レビュー 【イヤホンレビュー】

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今回はOperaFactory OM3のレビューをしたいと思います。

今回レビューするOperaFactry OM3はWhizzer社の新製品です。

OperaFactory OM3という商品名にある通り、OperaFactry社の製品なのですが、本商品の箱の裏を見てみると、Whizzer社の名義になっているのでおそらくOperaFactry社はWhizzer社の子会社等なのだと思います。

Whizzer社のイヤホンもOperaFactry社のイヤホンも購入したことが無く、また試聴もしたことが無いのですが、今回Whizzer社がTWSイヤホンであるTP.1を発売したので購入しました。

今後レビューして記事化したいと思います。

記事化しました!

今回私のレビューするOperaFactry OM3は1DDという1ドライバーの構成のイヤホンです。

シングルダイナミックドライバーということや写真における筐体やケーブルが非常にきれいなので実物もこのようにきれいなのかということに興味を持ちました。

OperaFactry OM3の音はどのようなものなのでしょうか。

読者様の購入の参考になれば幸いです。

OperaFactory OM3の仕様について

仕様
モデル名  OM3
構成  Single dynamic 10ミリ
タイプ  カナル式
感度 / インピーダンス  102dB & 18Ω
周波数範囲  20hz~ 40Khz
カラー ゴールド
プラグ :0.78 mm 2pin 仕様

OperaFactory OM3にはカラーバリエーションがありません。

私はゴールドカラーのモデルをEasy earphones(@hulang)から購入しました。

OperaFactory OM3は1DDのドライバーのイヤホンです。

また、2pinですのでリケーブルが可能です。

OperaFactory OM3の外観等について

購入時の外観、付属品について

私は今回OperaFactory OM3をAliexpressで購入しました。

OperaFactry OM3はAliexpressで購入するとおなじみのプチプチの袋に入っていました。

箱に痛みなどなく無事に届きました

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パッケージ付属品について

イヤホン本体

ケーブル

ケーブルバンド

イヤーピース(2種類×3サイズ)

説明書類

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OperaFactory OM3はイヤーピースが2種類3サイズ入っているのが親切です。

また、このイヤーピースは穴の大きさの違いから音の変化を楽しめます。

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OperaFactory OM3には持ち運び用ケースが付属していないので別途購入しましょう。

筐体の外観について

OperaFactory OM3の筐体はフェイスプレートが金属製で、シェル、ノズル部分がプラスチック製です。

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全体的に筐体のつくりは良いですが、接着跡が多少あります。

フェイスプレートは傷もなくとてもきれいです。

筐体の大きさは小さいです。

ノズルに引っ掛かりがあるのでイヤーピースの紛失の心配はありません。

筐体の重さは軽いです。

そのため、使用時に重みで落ちてくるということはないです。

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他のイヤホンとのサイズ比較

OperaFactory OM3SIMGOT EM2とのサイズ感は写真のような感じです。

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OperaFactory OM3の音質について

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レビューの前提として

〈エージングについて〉
私は実体験からエージングは必要があると思っています。

〈エージング方法について〉
私のエージング方法は適度な音量で100時間超エージング用音源(オーディオ機器エージング用WAVファイル集の詳細情報 : Vector ソフトを探す!)でエージングし、次に100時間音楽ランダム再生の計200時間超を目安としています。

〈高音、中音、低音について〉
高音はシンバル

中音はボーカルやバイオリン・ピアノ

低音はドラム

をイメージしています。

〈イヤーピースについて〉
付属の物は使わないです。

私の良く使うイヤーピースは、OSTRY、スピンフィット、スパイラルドット、コンプライ、SednaEarfitです。

OperaFactory OM3では主にスピンフィット、SednaEarfitを試しました。

OperaFactory OM3の音質

〈全体的な出音のバランス〉
OperaFactory OM3はっきりとしたドンシャリ傾向で特に低音の印象が強めで、広めの音場と高い分離感のある出音で寒色傾向のイヤホンです。

出音のバランスは低音が強めで、続いて高音、最後に中音という低音強めなドンシャリなイヤホンという印象です。

低音の量は多いのですが、低音の質が高く全体的にくっきりはっきりとした出音のイメージです。

出音の強さのイメージとしては低音>高音>中音のイメージです。

音の傾向としては寒色です。

〈高音〉
量は低音よりは少ないですが、中音よりはあります。

超高音も綺麗に出ており高音のレンジはかなり広いです。

なかなか解像度も高く、高音は綺麗に聞こえます。

シンバルなどの刺さりはありません。

音の距離は普通~遠目です。

〈中音〉
中音の量は他の音域に比べて最も控えめです。

量は少なく距離も普通から遠目なのですが、分離感が高く中音はきれいに聞こえます。

低音が多いのですが、中音への被りは少なくきれいに聞き取ることができます。

距離は普通~遠目です。

〈低音〉
OperaFactory OM3で最も印象的に聞こえる音域です。

量があり、しっかりと深い低音も出ておりレンジの広さを感じます。

ただ、量の多さからか多少キレのある低音ではなくボヤっとした低音です。

距離は普通程度です。

〈解像度〉
全体的に解像度は並程度です。

少し低音のこもりがある点がマイナスですが、高中音は高く感じます。

〈分離感・音場〉
分離感はなかなか高く、音場は最近聞いた中ではだいぶ広い印象を受けました。

分離感については低音の被りが無く、中音の音が増えても重ならずきれいに聞き取れます。

また、音が左右に振られてもしっかりと聞き取れます。

特に中高音が遠目です。

〈音量のとりやすさ〉
音量のとりやすさはとりやすいです。

ハイゲイン25で聞いています。

音以外の評価として

〈音漏れ・遮音性について〉
OperaFactory OM3はDD搭載の機種なので、空気穴があり音漏れがあります。

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しかし、音漏れの量はそこまで多くないです。

ただ、ノズルが長めなためか遮音性もあまり良くないです。

よって、通勤・通学用のイヤホンとして使用をあまりおすすめ出来ません。

〈ケーブルについて〉
OperaFactory OM3のケーブルは細めのケーブルです。

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ケーブル自体はかなり柔らかいです。

耳掛け部分の被膜は柔らかくタッチノイズは少ないです。

4本織無酸素銅ケーブル(無酸素銅と無酸素銅の銀メッキ混ぜ織仕様)でケーブルの質も良いです。

持ち運びやすいケーブルと言えそうです!

OperaFactry OM3のまとめ

OperaFactry OM3の特徴

  • 低音の量が多く質もなかなか高いため低音好きにおすすめ
  • 音場が広めでゆったりと音楽を聞ける
  • 高分離感のきれいなサウンド
  • ケーブルの質が高く、またかなり柔らかくタッチノイズも少なめで持ち運びにぴったり
  • リケーブル対応
  • 多少音漏れが大きめ

OperaFactry OM3の評価

個人的な価格比のおすすめ度です

高音 4.0
中音 3.5
低音 4.5
解像度、分離感等 4.0
総合評価 4.0

OperaFactory OM3はっきりとしたドンシャリ傾向で低音の印象が強めで、広めの音場と高い分離感のある出音で寒色傾向のイヤホンです。

低音重視で分離感が高く、ノリ良く音楽を楽しく聞くことができます。

加えて音場が広く、低音が強めなのにキレもしっかりとあるのでゆったりと音楽を楽しむことができます

また、個人的にケーブルは質や取り扱いやすさがかなりおすすめ出来ます!

初めてWhizzer社、OperaFactory社のイヤホンを聴きましたがかなり好きな音作りで次のイヤホンも購入してみようかな、という気持ちになりました!

OperaFactory OM3はU5000円のシングルドライバーの中ではかなり好印象を受けました!

では次のレビューにて。

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