今回はSIMGOT EM2のレビューをしたいと思います。
このSIMGOT EM2は中国のメーカーさんであるSIMGOT社から今年の5月に日本で販売を開始した新しいイヤホンです。
私は記事化していませんが、SIMGOT社のイヤホンを以前ポタフェスで視聴をしましたが、かなり好印象でした!
デザインも綺麗でつけるだけでかなりおしゃれなアイテムにもなりそうです。
この製品の特長はKnowles社のBAドライバーを使用しているイヤホンだということです。
この特徴は最近レビュー記事を書いたKinboofi社のMX3も同様ですね。
また、1BA+1DDのハイブリッド構成であろうということも特徴です。
SIMGOT社のイヤホンを試聴以外できちんと聞くのは初めてなのですが、今回のEM2はどのような音のするイヤホンなのでしょうか。
読者様の購入の参考になれば幸いです。
SIMGOT EM2の仕様について
仕様 |
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Model Number: EM2 |
インピーダンス:10Ω |
Color: パープル、ピンク、グリーン、透明、ブラック |
ヘッドホン感度:101dB |
プラグタイプ:2pin |
周波数応答の範囲:15Hz-40kHz |
歪み度:<1% 101 dB |
構成: 1BA+1DDの計2ドライバー |
今回私はSIMGOT EM2をSIMGOT社に提供していただきました。
値段は12800円です。
販売店はAmazon、Aliexpress、DROP等が大手だと思います。
保証は一年です。
BAはKnowles社のBAが使われています。
SIMGOT EM2の外観等について
購入時の外観、付属品について
イヤーピース2種類×3サイズ
ケーブル
レザーケース
保証書類
持ち運び用のケースがついてきます。
このレザーケースはかなりの高級感があります!
購入時の本体の外観について
SIMGOT EM2の筐体はフェイスプレートの一部、シェルがプラスチック製で、フェイスプレートの一部、ノズル部分が金属製です。
筐体のつくりはとても丁寧です。
BAドライバーの型番が綺麗に見えるほど、かつ気泡なども見当たりません。
筐体の大きさは小さめです。
ノズルは普通~少し長い程度の長さです。
筐体は軽いです。そのため、耳が小さい人でも長時間使用が出来ると思います。
〈ステム部分について〉
SIMGOT EM2の筐体はは引っ掛かりが有ります。
そのため、外での使用はおススメ出来ます。
SIMGOT EM2とOperaFactory OM3とのサイズ感は写真のような感じです。
SIMGOT EM2の音質について
レビューの前提として
〈エージングについて〉
私は実体験からイヤホンにエージングは必要があると思っています。
そのため、エージング前に記事を上げ、エージング後に同記事を追記します。
〈エージング方法について〉
私のエージング方法は適度な音量で100時間超エージング用音源(オーディオ機器エージング用WAVファイル集の詳細情報 : Vector ソフトを探す!)でエージングし、次に100時間音楽ランダム再生の計200時間超を目安としています。
〈再生機器について〉
WM1A、アンバランス出力、ハイゲイン出力です。
〈高音、中音、低音について〉
高音はシンバル
中音はボーカルやバイオリン・ピアノ
低音はドラム
をイメージしています。
〈イヤーピースについて〉
付属の物は使わないです。
私の良く使うイヤーピースは、OSTRY、スピンフィット、スパイラルドット、コンプライ、SednaEarfitです。
SIMGOT EM2では主にスピンフィット、SednaEarfitを試しました。
EM2の音質
〈全体的な出音のバランス〉
SIMGOT EM2は高低音の印象多めの弱ドンシャリ傾向の音で透明感・分離感の高い寒色イヤホンです。
出音のバランスは高低音が少し強め、次に中音という印象の弱ドンシャリ傾向です。
ただ、中音もしっかりと出ています。
はっきりとした出音のイメージです。
出音の強さのイメージとしては低音≧高音≧中音のイメージです。
また、分離感が高く、音の透明感がとても高くきれいに聞こえます。
音の傾向としては寒色です。
〈高音〉
バランスとしてはかなりはっきりと聞こえる音域です。
きれいな高音が出ています。
高音のレンジも広く超高音も聞こえます。
シンバルなどの刺さりはありません。
音の距離としては普通程度です。
〈中音〉
他の音域に比べると弱いですが、それでもはっきりと聞こえる音域です。
曲によってはかなり出ているように聞こえるため、量はしっかりと十分に出ています。
サ行の刺さりは感じません。
距離は近めです。
〈低音〉
SIMGOT EM2 で最も印象的に聞こえる音域です。
量もありますが、質も良くかなりハイレベルな低音です。
また、しっかりと深い低音も出ています。
低音はレンジが広くかなり低音が好きな方にもおすすめできます。
ただ、量が多いからなのか低音は全体的に少しボヤっとしています。
音の距離は近め~普通程度です。
〈解像度〉
解像度は良いほうだと思います。
特に低音が良いです。
キレのあるしっかりとした出音です。
〈分離感〉
SIMGOT EM2は分離感がかなり高いです。
分離感が高いため各楽器などが非常にきれいに聞こえます。
分離感が高いことから透明感を感じることができます。
〈音場〉
音場は狭く感じます。
音の鳴っているところ自体が全体的に近く、音の残響感も近めです。
ただ、この音場の狭さと音の圧力の強さからかなりパワフルに音が聞こえ楽しめます。
〈音量のとりやすさ〉
音量はとりやすいです。
ハイゲイン20前後で聞いています。
音以外の評価として
〈遮音性(音漏れ)について〉
SIMGOT EM2はDD搭載の機種なので音漏れがあります。
しかし、音漏れの量は少ないです。
ただ、遮音性はあまり良くないです。
よって、通勤・通学用のイヤホンとして使用をおすすめ出来ます。
〈ケーブルについて〉
SIMGOT EM2のケーブルは質の高いケーブルです。
少し被膜が固いですが、癖が少なめで柔らかめです。
柔らかさのわりにタッチノイズはありますが少ないです。
持ち運びやすいケーブルとは言えます。
SIMGOT EM2のまとめ
SIMGOT EM2の特徴
SIMGOT EM2の評価
個人的な価格比のおすすめ度です。
高音 | 4.5 |
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中音 | |
低音 | |
分離感、解像度等 | |
総合評価 | |
SIMGOT EM2は高低音の印象多めの弱ドンシャリ傾向の音で透明感・分離感の高いの寒色イヤホンです。
弱ドンシャリ傾向でノリが良く音楽を楽しく聞けるイヤホンです。
また、すっきりとした音で各音の一音一音がかなり聞き取りやすいです。
低音が多少強めではありますが、分離感が高く他の音域も綺麗にはっきりと聞こえるため苦手な楽曲なく楽しく聞くことが出来る万能イヤホンだと思います。
音場は狭いですが、そのおかげで低音がしっかりと感じられるためデメリットもメリットに変えられるイヤホンです。
個人的には低音好きな方にかなりおすすめです。
付属品のケースも大変きれいでイヤーピースも豊富なのでピッタリなサイズを合わせることができます。
個人的にこの価格帯でもかなりおすすめできる良いイヤホンです!
では次のイヤホンレビューにて。