今回はQOA PINK LADYのレビューをしたいと思います。
このQOA PINK LADYは中国のメーカーさんであるQOA社から今年販売を開始した新しいイヤホンです。
QOA社というイヤホンブランドは今回初めて聞きました。
QUEEN OF AUDIOという略称がQOAだそうです。
なかなか個人的には音作りが好きだったので今後も追っていきたいブランドの1つとなりました!
PINK LADYの特徴は2BA+1DDのハイブリッド構成であるというところです。
QOA社のイヤホンを聞くのは初めてなのですが、今回のPINK LADYはどのような音のするイヤホンなのでしょうか。
読者様の購入の参考になれば幸いです。
QOA PINK LADYの仕様について
仕様 |
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Model Number: QOA PINK LADY |
インピーダンス:16Ω |
カラーバリエーション: パープル、ブラック |
ヘッドホン感度:112dB |
プラグタイプ:2pin |
周波数応答の範囲:20Hz-20kHz |
歪み度:<1% 101 dB |
構成: 2BA+1DDの計3ドライバー |
QOA PINKLADYのカラーバリエーションは2種類です。
私はブラックカラーのモデルをHCK Earphones(@hckexin)、NiceHCKオーディオ(@NiceHCK_Audio)から購入しました。
今回私はQOA PINKLADYをAliexpressのから購入しました。
値段は12000円です。
販売店はAmazon、Aliexpress、DROP等が大手だと思います。
保証は一年です。
QOA PINKLADYは2BA+1DDドライバーのハイブリッド構成のイヤホンです。
また、2pinですのでリケーブルが可能です。
QOA PINK LADYの外観等について
購入時の外観、付属品について
外箱は二重になっており高級感があります。
イヤーピース2種類×3サイズ
ケーブル
レザーケース
保証書類
持ち運び用のケースがついてきます。
このレザーケース頑丈かつ革製でかなりの高級感があります!
購入時の本体の外観について
QOA PINK LADYの筐体はフェイスプレート、シェル、ノズル部分すべてがプラスチック製です。
不透明性のシェルですので気泡などは分かりませんが、バリなどなく筐体のつくりはとても丁寧です。
筐体の大きさは小さめです。
筐体は軽いです。そのため、耳が小さい人でも長時間使用が出来ると思います。
〈ステム部分について〉
QOA PINKLADYのノズルは引っ掛かりが微妙に有ります。
そのため、外での使用でもイヤーピースの落下を気にすることが無いためおすすめ出来ます。
QOA PINKLADYと KZ AS12、TRN-H2とのサイズ感は写真のような感じです。
QOA PINK LADYの音質について
レビューの前提として
〈エージングについて〉
私は実体験からイヤホンにエージングは必要があると思っています。
〈エージング方法について〉
私のエージング方法は適度な音量で100時間超エージング用音源(オーディオ機器エージング用WAVファイル集の詳細情報 : Vector ソフトを探す!)でエージングし、次に100時間音楽ランダム再生の計200時間超を目安としています。
〈再生機器について〉
WM1A、アンバランス出力、ハイゲイン出力です。
〈高音、中音、低音について〉
高音はシンバル
中音はボーカルやバイオリン・ピアノ
低音はドラム
をイメージしています。
〈イヤーピースについて〉
付属の物は使わないです。
私の良く使うイヤーピースは、OSTRY、スピンフィット、スパイラルドット、コンプライ、SednaEarfitです。
QOA PINK LADYでは主にスピンフィット、SednaEarfitを試しました。
QOA PINK LADYの音質
〈全体的な出音のバランス〉
QOA PINK LADYは高低音の印象多めの弱ドンシャリ傾向の音で透明感の高いの寒色イヤホンです。
出音のバランスは高低音が少し強め、次に中音という印象の弱ドンシャリ傾向です。
ただ、中音もしっかりと出ています。
全体的にはっきりとしたキレのある音のイメージです。
出音の強さのイメージとしては低音≧高音≧中音のイメージです。
また、音の透明感がとても高くきれいに聞こえます。
音の傾向としては寒色です。
〈高音〉
バランスとしてはかなりはっきりと聞こえる音域です。
きれいな高音が出ています。
高音のレンジも広く超高音も聞こえます。
多少シンバルなどの刺さりがあります。
音の距離としては普通~遠目です。
〈中音〉
他の音域に比べると弱いですが、それでもはっきりと聞こえる音域です。
曲によってはかなり出ているように聞こえるため、量はしっかりと十分に出ています。
ボーカルの透明感をとても感じます。
サ行の刺さりは感じません。
距離は普通です。
〈低音〉
QOA PINK LADYで最も印象的に聞こえる音域です。
量もありますが、質も良くかなりハイレベルな低音です。
また、しっかりと深い低音も出ています。
低音はレンジが広くかなり低音が好きな方にもおすすめできます。
キレのある低音が出ています。
音の距離は普通です。
〈解像度〉
解像度は良いほうです。
特に中高音が良いです。
キレのあるしっかりとした出音です。
〈分離感〉
分離感は普通です。
音場は広めででアカペラ等音数が少ない時の聞こえは良いのですが、少し楽器が増えるとごちゃっと感じる時があります。
〈音場〉
音場は普通~少し広めです。
全体的に適度な距離なのでゆったりと聞くのにちょうど良い距離です。
音場は広めなのですが、分離感が普通なのが少し残念です。
〈音量のとりやすさ〉
音量はとりやすいです。
ハイゲイン27前後で聞いています。
音以外の評価として
〈遮音性(音漏れ)について〉
QOA PINK LADYはDD搭載の機種なので、DD用の空気穴があり音漏れがあります。
しかし、音漏れの量は少ないです。
ただ、遮音性はあまり良くないです。
よって、通勤・通学用のイヤホンとして使用をおすすめ出来ます。
〈ケーブルについて〉
QOA PINK LADYのケーブルは太目のケーブルです。
被膜は固いですが癖は弱く柔らかめです。
柔らかさのわりにタッチノイズはあります。
持ち運びやすいケーブルとは言えなさそうです。
ただ、音質は付属ケーブルではかなり良いです。リケーブルは必要なさそうです。
QOA PINK LADYのまとめ
QOA PINK LADYの特徴
QOA PINK LADYの評価
個人的な価格比のおすすめ度です。
高音 | 4.5 |
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中音 | |
低音 | |
分離感、解像度等 | |
総合評価 | |
QOA PINK LADYは高低音の印象多めの弱ドンシャリ傾向の音で透明感の高いの寒色イヤホンです。
弱ドンシャリ傾向でノリが良く音楽を楽しく聞けるイヤホンです。
また、すっきりとした音で各音の一音一音がかなり聞き取りやすいです。
分離感が平均点ですが、それ以外には特に悪い点のないイヤホンかなと感じます。
個人的には高低音好きな方にかなりおすすめです。
付属品のケースも大変きれいで、またイヤーピースも豊富なのでピッタリなサイズを合わせることができます。
個人的にこの価格帯でもかなりおすすめできる良いイヤホンです!
では次のイヤホンレビューにて。