Zishan

AK4497EQ搭載なのに16500円で買えるハイコスパなプレイヤー 「Zishan DSD」 レビュー 【DAPレビュー】

今回は、Zishan社から販売されているZISHAN DSDをレビューしたいと思います。

Zishan社はこれまでもZ3等、自社開発のDAPを販売しているメーカーさんでした。

Zishan社はコストパフォーマンスに優れたDAPを作るということで気にはなっていましたが、DAPはすでにたくさん持っていたことから購入する意思はありませんでした。

しかし、ZISHAN DSDが今回AK4497EQというAKのSP1000に搭載されているチップと同じチップを搭載しているというのを知り、twitterで検索をかけていたところ素晴らしい音質だというのを見て購入意欲が一気に高まりました。

またそれを8月末のセールでHCKさんが販売していることを知り今回購入するに至りました。

私が購入したのは2018年の8月でした。

ZISHAN DSDは発売後もZishan社により少しずつ改良が加えられている素晴らしいDAPです。

読者様の購入の参考になれば幸いです。

Zishan DSDの仕様として

ブランドZishan
モデル Zishan DSD AK4497EQ
サポート音楽フォーマット WMA MP3 Flacなど
ディスプレイサイズ 2.2インチ
microSDXC最大サポート 256GB TF
DACチップ AK4497EQ
サイズ 横5.7×高さ8.3×奥行き2.4cm
重さ 163g


私の購入先はAliExpressのNiceHCK Audio Storeです。

値段は現在15000円前後です。

販売店はNiceHCK、Wooeasy、Kinboofi等が大手だと思います。

保証は一年です。

Twitterをやっている方であれば、NiceHCK Audio Storeのアカウント@hckexinをフォローしてDMを送るとTwitter割が適用できます。

ZISHAN DSDのカラーはブラックのみです。

今回はブラックモデルを購入しました。

Aliexpressの商品説明ではMicroSDXCは256GBまでとなっていますが、microSDXC 400GB SanDiskが読み取れています。

そのため、400GBまでは対応していると思います。

Zishan dsdの外観等について

購入時の外観、付属品について

ZISHAN DSDの到着は段ボールに入っていました。

イヤホンはケースのままプチプチで梱包されて、ビニール袋に入れられて発送されるのが一番多いのですが、今回はDAPという商品の性質上の問題だと思いますが、イヤホンよりも丁寧な梱包がなされていました。

段ボール→専用ケース→プチプチ→本体、という梱包状況でした。

ここまで丁寧にされると、セールで荷物が多い状態の発送時に蹴ったり投げられたりしていても壊れることは一切なさそうです。

仮に壊れたとしてもHCKさんは丁寧に対応してくれますよ~

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パッケージ付属品

Zishan dsd本体

USBケーブル

ケース

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Zishan DSDの外観等について

本体は液晶以外はすべて金属で出来ています。

ZISHAN DSDの筐体は画面を除く全部が金属製です。

ZISHAN DSDの筐体のつくりは並程度です。

Zishan T1と同様に取り外しのできる上部と下部の金属板の側面のバリ?がとられておらず触るとざらざらします。

手をケガするような感じではないですが、この部分も綺麗にしていただけるともっと持った時の感覚が向上すると思います。

ZISHAN DSDの大きさは横5.7×高さ8.3×奥行き2.4cmです。

また、重さは163gです。

DAPにしてはかなり小さく軽いです。

いつもWM1Aを持ち運んでいるのでZishan DSDは大変軽く感じます(笑)

ただ、厚みがかなりあります。WM1Aよりもあります。

ただ、液晶の保護カバーのプラスチック部分がかなり汚れています。

これは個人的にやすりをかけるなどの対策をしたいレベルですね。

これは液晶の保護シートの傷だそうです。

液晶保護シートを外せばきちんと画面はきれいでした!

私は液晶をよく傷つけること、使用には全く問題がないことからそのままにすることにします。

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他のDAPとのサイズ感比較

ZISHAN DSDはZishan T1やWM1Aと比べても小さい方です。

小さく、軽いため持ち運びが容易です!

Zishan DSDの音質について

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<レビューの前提として>

〈エージングについて〉
私は実体験からイヤホン、ケーブル、DAPにエージングは必要があると思っています。

〈エージング方法について〉
私のエージング方法は適度な音量で100時間超エージング用音源(オーディオ機器エージング用WAVファイル集の詳細情報 : Vector ソフトを探す!)でエージングし、次に100時間音楽ランダム再生の計200時間超を目安としています。

〈高音、中音、低音について〉
高音はシンバル

中音はボーカルやバイオリン・ピアノ

低音はドラム

をイメージしています。

Zishan dsdの音質

〈全体的な出音〉
ZISHAN DSDの感想としてはとても音場の広い音、解像度の高い音、パワフルな音というDAPです。

すべての音域が目立つメリハリのある出音な印象です。

全体的にとても元気な音づくりです。

twitterで高評価なのがよくわかる出音です。

無改造でこれならば、改造後、コンデンサ等がなじんできた後の音が非常に期待できます。

〈高音〉
しっかりと高音が出ています。

特にレンジが広くきれいに鳴らしています。

繊細な綺麗な高音をしっかりと鳴らしています。

〈中音〉
中音はZISHAN DSDで最も量がある音域でとても印象に残ります。

ギターのライブ音源などがとてもきれいに聞こえます。

ただ、少しさっぱりとした印象を受けます。

〈低音〉
低音は高音と同程度の量、強さの印象を受けます。

レンジが広いためしっかりとした深い低音もきっちりと鳴っています。

〈解像度〉
ZISHAN DSDの一番の良いところは解像度の高さだと思います。

解像度の高さは素晴らしいです。

各音域の音がしっかりはっきりと聞こえます。

この低価格からは考えられない出音です。

〈分離感〉
解像度が高く、音場が広いので分離も高く聞こえます。

〈音場〉
音場はかなり広いです。

〈音量のとりやすさ〉
音量は10前後で聞いています。

同軸出力について

ZISHAN DSDは同軸出力が可能です。

ただ、同軸出力端子は何でもよいわけではなくて極性が大事です。

結論から言いますと、三極の内先端がプラス、一番根元に近い極がマイナスです。

Mojo用の物が使えます!

私は知らずにFiio系のDAP用の同軸ケーブルを購入してつなげてみたところ全く音が出ませんでした。

調べたところ極性があるということでした。

同じお悩みを抱えている人がいれば是非ともこの極性の物を購入してください!

2.5mmバランス出力端子について

上図のように2.5mmバランス出力端子からの出音はオペアンプを通っておりません。

そのため2.5mmバランス出力端子からの音よりも3.5mm出力端子の方が音は良いと思います。

よって、Zishan DSD(DSDSも含めて)では3.5mm出力端子で音楽を楽しむほうが良いと思います。

操作性について

ZISHAN DSDの操作感はみなさんが気になっているところだと思います。

そして、私の感想としては思っていたほど悪くはない、です。

私の場合の不具合を列挙したいと思います。

勝手に落ちる

どのボタンがどの操作につながるかが慣れるまではわからない。

ボタンの操作がうるさい

①勝手に落ちる

これは中華DAPに限らずたまにある現象です。

ただ、ZISHAN DSDにおいてはその頻度が異なります。

体感として一週間に5回はあります(笑)

最新版のファームウェア0.4Iに変えて、DAC→Graph→FFTに変更したところほぼほぼ落ちることはなくなりました。

ファームウェアアップデートの方法は以下からどうぞ~

②どのボタンがどの操作につながるかが慣れるまではわからない。

ZISHAN DSDは最初音量の上げ方や曲を選んでの変更というのが最初分かりませんでした。

コツはボタンを長押しと短く押すことの違いに慣れることです。

いつものWM1Aのクセで一曲元に戻そうとしてもランダム再生だと全く違う曲が流れます。

③ボタンの操作音がうるさい

ZISHAN DSDはタッチパネル式ではなく、ボタンでの操作となります。

ただ、カチカチ音が非常にうるさく安っぽいです。

ここからはZishan DSDの良いところをあげたいと思います

電池の持ちが良い

起動や反応が早い。

①電池の持ちが良い

ZISHAN DSDは一度の充電で約10時間は持ちます。

これは通勤・通学で使う上で素晴らしいです。

②起動や反応が早い。

ZISHAN DSDはSDカードを読み込む時間がほぼありません。

400GBのSDカードでも数秒で曲が再生されます。

また、ボタンの反応もとても良いです。

Zishan DSDのまとめとして

Zishan DSDの特徴

音の良さ、解像度の高さ

インピーダンスの低いヘッドホンもドライブできる出力の強さ

改造による音の変化を楽しめる

小さいことから持ち運びやすい

動作の早さ

本体外観のおもちゃ感

付属品の少なさ

操作性の悪さ

Zishan DSDの評価

個人的な価格比のおすすめ度です

音質 4.5
携帯性 5.0
電池もち 4.0
操作性 2.0
総合評価 4.5

ZISHAN DSD感想としては、価格から見合わない高コスパが素晴らしいです。

約15000円ですが、音はかなりハイレベルにあります。

まだ、オペアンプを変えていないにもかかわらず素晴らしい音を出しています。

ファームウェアのアップデートで安定性も増しかなり使いやすいDAPとなりました。

しかし、操作感は最悪です…WM1Aに慣れているため大変苦労しましたが、慣れるまでの辛抱です(笑)

ZISHAN DSDはコスパを求める人におすすめできる良いDAPです!

ではでは次回のレビューにて

POSTED COMMENT

  1. VIC より:

    初めまして。私も先月に購入しました。
    液晶は保護フィルムが貼られていますので、剥がすとキレイになりますよ。

  2. lzaakki より:

    VIC様
    コメントありがとうございます。
    なるほど、これは保護フィルムが理由だったのですね。
    液晶に傷をつけるのは嫌なのでこのまま貼りっぱなしにしてみます。
    ありがとうございます。

  3. CN1 より:

    DAPに興味があり調べたらこちらの記事にあたったのですが、初めてのDAPにこちらが適さないのは何故でしょうか?

  4. lzaakki より:

    CN1様
    コメントありがとうございます。
    音と携帯性は良いのですが、安定性と操作感が非常に悪いためです。
    また、故障の際の保証や故障の際の対応も国内代理店が付いておらずなかなか面倒だと思います。
    もし、CN1様が必ず改造をされないのであれば保証は1年効きます(購入店舗や購入対応にもよるのですが)ので1年間は問題がないと思うのですが、アリエクスプレスですと海外発送の手間ややり取りもかなり面倒になると思います。
    そういった点を踏まえてそのような記載をさせていただきました。
    また何かございましたらすぐには返信が出来ませんがお答えできる範囲でお答えいたしますのでお気軽にご質問を頂けたらと思います。
    よろしくお願いいたします。

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