今回はTRN-H2のレビューをしたいと思います。
今回レビューするTRN-H2はTRN社の新製品です。
TRN社はKZ社のように中華イヤホンの老舗で私もたくさんレビューしています。
KZよりも好きな音作りのイヤホンもありかなり好みのメーカーです。
そして、そのTRN社が新しいイヤホンを出したということで購入しました。
このTRN-H2の特徴は何といっても私の好きなシングルダイナミックドライバー搭載イヤホンだということです!
シングルダイナミックドライバーの音が好きなのとTRN社の音作りが好きなのでこの組み合わせはどうなるでしょうか。
また、このTRN-H2は筐体のつくりを3Dプリンターで作り始めたという作品です。
TRN社はもともと筐体のつくりが良いのでこれがどのように進化しているのでしょうか。
読者様の購入の参考になれば幸いです。
TRN-H2の仕様について
仕様 |
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モデル名 TRN H2 In-ear Earphone |
構成 Single dynamic 8ミリ |
タイプ In-ear カナル式 |
感度 / インピーダンス 99dB & 16Ω |
周波数範囲 20hz~ 20Khz |
カラー ブラックカーボンファイバー |
プラグ :0.78 mm 2pin 仕様 |
TRN-H2にはカラーバリエーションがありません。
私はブラックカーボンファイバーモデルをHCK Earphones(@hckexin)、NiceHCKオーディオ(@NiceHCK_Audio)から購入しました。
値段は17ドルです。
販売店はAmazon、Aliexpress、DROP等が大手だと思います。
保証は一年です。
TRN-H2は1DDのドライバーのイヤホンです。
また、2pinですのでリケーブルが可能です。
また、筐体のつくりが3Dプリンターを用いて作られています。
TRN-H2の外観等について
購入時の外観、付属品について
私は今回TRN-H2をAliexpressで購入しました。
TRN-H2はAliexpressで購入するとおなじみのプチプチの袋に入っていました。
箱に痛みなどなく無事に届きました
イヤホン本体
ケーブル
イヤーピース(1種類×3サイズ)
説明書類
TRN社のいつも通りの付属品です!
TRN-H2には持ち運び用ケースが付属していないので別途購入しましょう。
イヤホンの外観について
TRN-H2はフェイスプレート、シェル部分がプラスチック製で、ノズル部分が金属製です。
今回はTRN社の初の3Dプリンター採用のイヤホンですが、本当に筐体がきれいです!
気泡などもなくクリアで驚きました!
フェイスプレートは傷もなくとてもきれいです。
筐体の大きさは小さいです。
ノズルに引っ掛かりがあるのでイヤーピースの紛失の心配はありません。
筐体の重さは軽いです。
そのため、使用時に重みで落ちてくるということはないです。
TRN-H2、QOA PINK LADYとKZ AS12とのサイズ感は写真のような感じです。
TRN-H2の音質について
レビューの前提として
〈エージングについて〉
私は実体験からエージングは必要があると思っています。
〈エージング方法について〉
私のエージング方法は適度な音量で100時間超エージング用音源(オーディオ機器エージング用WAVファイル集の詳細情報 : Vector ソフトを探す!)でエージングし、次に100時間音楽ランダム再生の計200時間超を目安としています。
〈高音、中音、低音について〉
高音はシンバル
中音はボーカルやバイオリン・ピアノ
低音はドラム
をイメージしています。
〈イヤーピースについて〉
付属の物は使わないです。
私の良く使うイヤーピースは、OSTRY、スピンフィット、スパイラルドット、コンプライ、SednaEarfitです。
TRN-H2では主にスピンフィット、SednaEarfitを試しました。
TRN-H2の音質
〈全体的な出音のバランス〉
TRN-H2は低音が強いピラミッドバランスで音場の広めの寒色傾向の美音なイヤホンです。
音のバランスは低音が強めで、続いて中音、最後に高音という低音強めなイヤホンという印象です。
低音は印象的ですが、低音のみ強いわけではなくしっかりと他の音域の音も出ています。
出音の強さのイメージとしては低音>中音>高音のイメージです。
音の傾向としては寒色です。
〈高音〉
音の量は最も少ないですが、印象は弱めです。
ただ、レンジは広くしっかりと超高音も聞こえます。
解像度は高くありませんが、シンバルなどの刺さりが無く高音はきれいに聞こえます。
音の距離は遠目です。
〈中音〉
低音よりも量は少ないですが、高音よりは量が多いです。
あまり解像度は高くなく、ざらっと聞こえる印象です。
量が多くはなく、音の距離が遠めなのでさっぱりと聞こえます。
距離は遠目です。
〈低音〉
低音はTRN-H2で最も量が多くかなり印象が強い音域です。
量があり、しっかりと深い低音も出ておりレンジの広さを感じます。
量が多いですが、ぼやけた低音ではなくキレのある低音です。
距離は遠いです。
〈解像度〉
TRN-H2は全体的に解像度が高くないです。
ただ、音場が遠いことも相まってゆったりと聞き流すのにぴったりです。
〈分離感・音場〉
音場は遠いです。
また、分離感は悪くなく、低音の量が多く印象的ですが、他の音域に被らずきれいに聞こえます。
音場の広さと相まって聞き取りやすいです。
さらに、音が左右に振られてもしっかりと聞き取れます。
〈音量のとりやすさ〉
音量のとりやすさは普通です。
ハイゲイン30で聞いています。
音以外の評価として
〈音漏れ・遮音性について〉
TRN-H2はDD搭載の機種ですが、空気穴がありません。
しかし、音漏れがあり、その量も少し多い方です。
遮音性は並程度です。
よって、通勤・通学用のイヤホンとして使用をあまりおすすめ出来ません。
〈ケーブルについて〉
TRN-H2のケーブルはいつものTRN社の細めのケーブルです。
ケーブル自体は固めで癖が強めです。
また、タッチノイズは多めです。
そのため、持ち運びやすいケーブルと言えそうです!
リケーブルとイヤーピースの交換は必須です!
TRN-H2のまとめ
TRN-H2の特徴
TRN-H2の評価
個人的な価格比のおすすめ度です
高音 | 3.0 |
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中音 | 3.5 |
低音 | |
解像度、分離感等 | |
総合評価 |
TRN-H2は低音が強いピラミッドバランスで音場の広めの寒色傾向の美音なイヤホンです。
低音重視で距離が遠くゆったりと音を聞くことができます。
低音の印象が強めなので低音好きにおすすめ出来ます!
また、イヤホン自体のきれいさは本当に素晴らしいです!今後もTRN社はこのクオリティでイヤホン本体を作ってほしいです!!
では次のレビューにて。