3BA

非常にフラットな繊細で高解像度な音のイヤホン スイッチでキャラ変も可能「SIMGOT EK3」レビュー 【イヤホンレビュー】

今回はSIMGOT EK3のレビューをしたいと思います。

SIMGOT EK3はSIMGOT社から2019年販売されたフラッグシップモデルのイヤホンです。

フラッグシップモデルということもありドライバー数も3ドライバーと多ドライバー構成となっています。

もっとも、ただの多ドライバー構成のみというわけではなくKnowles社製のドライバーを搭載し、樹脂も医療グレードの物を使う等、質にも非常にこだわっているモデルです。

お値段は上がり価格帯も多少上がりましたが、音、質ともに素晴らしいフラッグシップモデルとなっています。

また、個人的にはスイッチの切り替えがあることで1つのイヤホンなのに4つの音の違いが楽しめる機構がおすすめです!

1つのイヤホンなのにその日の気分で簡単に音を変えられるというメリットは非常に大きいです!!

SIMGOT EK3はどのような音作りがされているのでしょうか。

読者様の購入の参考になれば幸いです。

SIMGOT EK3の仕様について

仕様
Model Number: EK3 
ドライバー: Knowles 22955、Knowles 30017
インピーダンス:14-18Ω
カラーバリエーション: クリアー、クリアーブラック
プロセス素材:3Dプリント、医療用UV硬化樹脂
ケーブル: 2ピン着脱式銀メッキOFC
プラグタイプ: 0.78mm 2pin
周波数応答の範囲:20Hz-40kHz
構成: トリプルバランスドアーマチュア

SIMGOT EK3のカラーバリエーションは2種類です。

カラーバリエーションは前作の5種類ほどはないですが、2種類あります。

値段は38900円です。

販売店はAmazon、Aliexpress等です。

保証は1年間と長いです。

高価格のイヤホンなので、保証の期間の長さはメリットですね。

また、スイッチという機構から多少通常のイヤホンよりも故障の心配がありますが1年あれば十分安心して使用できます。

SIMGOT EK3の特徴は何といっても3つのKnowles社製BAドライバー構成のイヤホンだということです。

また、2pin(QDC)ですのでリケーブルが可能です。

さらに、スイッチで音を4パターン切り替えらることも特徴です!

SIMGOT EK3の外観等について

購入時の外観、付属品について

SIMGOT EK3は低価格中華イヤホンとは異なり約40000円と高めのイヤホンです。

そのため、パッケージやケーブル、その他付属品は低価格中華イヤホンに比べるとはるかに豪華です。

私のサイトのレビューで多い低価格中華イヤホンと比べると、パッケージ付属品が豪華なため、外箱は低価格中華イヤホンよりは多少大きいです。

梱包も非常に丁寧で好感が持てます。

パッケージ付属品について

イヤホン本体

イヤーピース2種類(シリコンデュアルデンシティイヤーチップ)×3サイズ

OCC&SPC編組ケーブル

収納ケース

クリーニングブラシ

説明書類

SIMGOT EK3の同梱物は豪華です。

イヤーピースは種類2種類でサイズも3サイズとベストなものを選択できます。

また、見た目はSIMGOT EM2と同じものとなります。

ケースが豪華なのも同様で嬉しいですね。

サイズ感は今回の方が大きいですが、SIMGOT EK3の方が安定感がありがっちりとしています。

通勤、通学にぴったりな持ち運びケースです!

また、ケーブルも SIMGOT EK3の物の方が質が高いです。

少し高い価格ですが、低価格イヤホンとはこうした付属品だけをとってもかなりの違いがあります。

さらに今回はSIMGOT EM2よりも高価格ということもあり付属品は前回よりもさらに豪華にレベルが上がっています。

購入時の本体の外観について

SIMGOT EK3の筐体はフェイスプレート、シェルがプラスチック製、ノズルが金属製です。

フェイスプレート、シェルは医療用紫外線硬化樹脂で作られており、長時間つけていても人体への影響が非常に少ないです。

また、3Dプリンターによる外観は非常に綺麗です。

SIMGOT EK3はプラスチック製ですが、バリなど一切ありません。

また、傷もなく大変きれいな状態です。

シェルは非常にきれいで精度の高さがうかがえます。

本体の大きさは小さめです。

筐体はプラスチック製ですので重くはありません

また、ノズルは太目ですが長く耳奥まで入り、筐体の形はとても耳にフィットしやすい形をしています。

そのため、フィット感が良く耳が小さい人でも長時間使用が出来ると思います。

ステム部分について〉
SIMGOT EK3のノズルは引っ掛かりが有ります

そのため、イヤーピースの落下を気にせず外でも利用できます。

他のイヤホンとのサイズ比較

SIMGOT EK3SIMGOT EM2SHUOER TAPETRI-I3とのサイズ感は写真のような感じです。

SIMGOT EK3の音質について

レビューの前提として

〈エージングについて〉
私は実体験からイヤホンにエージングは必要があると思っています。

〈エージング方法について〉
私のエージング方法は適度な音量で100時間超エージング用音源(オーディオ機器エージング用WAVファイル集の詳細情報 : Vector ソフトを探す!)でエージングし、次に100時間音楽ランダム再生の計200時間超を目安としています。

〈再生機器について〉
WM1A、アンバランス出力、ハイゲイン出力です。

〈高音、中音、低音について〉
高音はシンバル

中音はボーカルやバイオリン・ピアノ

低音はドラム

をイメージしています。

〈イヤーピースについて〉
付属の物は使わないです。

私の良く使うイヤーピースは、OSTRY、スピンフィット、スパイラルドット、コンプライ、SednaEarfitです。

SIMGOT EK3は主にスピンフィット、SednaEarfitを試しました。

〈私が音質評価でよく使う表現について〉

寒色、暖色音の聞こえ方です。
寒色はクール系、キンキン(金属的な、刺さりの有る)、線の細いイメージです。
暖色はウォーム系、刺さりの少ない線の太いイメージです。
派手(明るい、元気)、地味(暗め)派手や明るい、元気は、音の押し出しの強さのようなイメージです。
地味はゆったりとした、落ち着きのある、のようなイメージです。
フラット、ドンシャリ、かまぼこフラットは強調された音域が無い
ドンシャリは高音、低音が強調されている
かまぼこは中音が強調されている
刺さる特定の音が耳に障る場合です。

SIMGOT EK3の音質

〈全体的な出音のバランス〉

以下、バランスモードでの記載になります。

SIMGOT EK3音のバランスとしてはどの音域を強調するわけでもないフラット傾向ですが、繊細な高い解像度を持つ寒色傾向なイヤホンです。

出音のバランスは本当にフラットと言えます。

とてもクリアーで繊細な音が聞こえます。

全く味付けのない淡白な音ではなく、線は細いですが繊細できれいな音が楽しめます。

音の聞こえる印象はフラット傾向の音です。

特にどの音域を強調しているわけでは全くありません。

WST-B30は同じ3BAドライバーですが、濃いめの音の印象を受けたので全く印象は異なります。

出音の強さのイメージとしては低音=中音=高音のイメージです。

また、高解像度、高い分離感でしっかりときれいに聞こえます。

音の傾向としては寒です。

このモデルの特徴なのですが、悪く言えば全体的に非常にさっぱりな音といえなくもありません。

しかし、スイッチがあることで伸ばしたい、強調したい音域を強調することで音の印象を変えることができます!

そのため、スイッチはSIMGOT EK3のキャラクター変更にとって非常に重要なパーツです!!

〈高音〉
SIMGOT EK3では各音域の音の量の違いはありません。

高音は非常にきれいに抜ける音が聞こえます。

レンジの広さがうかがえます。ただ、刺さりが無いので非常にチューニングがうまいな、と感じます。

個人的にSIMGOTさんの高音が好みなのでEK3も好印象です。

また、高音は透明感が高く非常にきれいな高音が聞こえるのも好印象です。

シンバルなどの刺さりはありません。

音の距離としては普通です。

〈中音〉
SIMGOT EK3では各音域の音の量の違いはありません。

中音も綺麗で透明感のある音が鳴っています。

素のボーカルを聴かせてくれる印象です。

控えめというとマイナスかもしれませんが、誇張しすぎてない、クリアなボーカルという印象です。

また、中音も解像度が高くボーカルの透明感をとても感じます。

ただ、誇張が無いことから、ボーカル強調ではないためボーカルが好き!という方にはオススメではないです。

サ行の刺さりは感じません。

距離は普通です。

〈低音〉

SIMGOT EK3では各音域の音の量の違いはありません。

低音も誇張のない綺麗で透明感がある印象の低音です。

しっかりとぼやけずにタイトで深い低音が出ているのでレンジは広いですが重低音は量が少なめです。

印象は少ない低音、悪く言えばさっぱりとした低音です。

しかし、上でも述べたようにスイッチがあるため印象をガラッと変えることができます。

音の距離は普通です。

〈解像度〉
SIMGOT EK3の解像度は良いほうです。

やはり透明感、淡白になりすぎていないのは解像度の高さゆえです。

しっかりと芯のある音が聞こえます。

立体感、輪郭もしっかりと聞こえ、全音域おすすめできます。

繊細な音、キレのあるしっかりとした出音です。

分離感・音場

SIMGOT EK3の分離感は高めです。

音の線が細いので分離感は高めに聞こえます。

音数が増えてもかなり個別の楽器を聞き分けられます。

音場は普通程度ですが、音の余韻などはしっかりと広く奥行きを感じられる。

特に距離が近い音域もなく、距離の上でも本当にフラットです。

〈音量のとりやすさ〉
音量はかなりとりやすいです。

ハイゲイン17前後で聞いています。

〈スイッチの比較〉

このモデルの特徴ですが、各スイッチによって音域を強調するが出来ます。

上述したようにSIMGOT EK3は非常にフラットなので、スイッチの切り替えが分かりやすいです。

そして、スイッチによって各4種の個性付けが出来非常に楽しいイヤホンとなります。

1つだけ難点といえば、スイッチによる色付けはそこまで強い色付けではありません。

うち1つの重低音を強化で例えると、「重低音の強化」なのでさっぱり低音からズンズン来るような重低音へと変化があるように思うかもしれませんが、そこまではっきりと強い低音へ変化するわけではないです。

多少重低音が増え色付けが変わる、という印象の物です。

ただ、各パターンともその変化量が良いバランスで、元のフラットな音作りに対して上手く印象を変えてくるな、という印象を受けました。

個人的にはフラットか楽器強調モード(高音強調)が好きな音でした!

音以外の評価として

〈遮音性(音漏れ)について〉
SIMGOT EK3はDD未搭載の機種なので、背面に空気穴はありません。

そのため、音漏れはありません。

ノズルが長く、フィット感も素晴らしく遮音性も手持ちでは最高レベルにあります。

よって、通勤・通学用のイヤホンとして使用をとてもおすすめ出来ます

〈ケーブルについて〉
SIMGOT EK3のケーブルは銀メッキOCC&SPCケーブルの高品質Hi-Fi 4芯です。

特徴は「OCC&SPC編組のアップグレードケーブルにより、スムーズなボーカルを取得し、低音と全体のサウンドステージのテクスチャが改善され、高音のバリを減らすので、高音と超高音が滑らかになります 」というところです。

いや全部(笑)となりますが、確かにEM2よりはケーブルは改善されている点です。

SIMGOT EK3のケーブルの質は高いです。

ただ、被膜が固く癖も多少強めです。

そのため、タッチノイズがあります。

音質は良いですが、持ち運びやすいケーブルとは言えなさそうです。

SIMGOT EK3のまとめ

SIMGOT EK3の特徴

  • フラット傾向ゆえ各音域が聞き取りやすい
  • さっぱりとクールなキレイ系な音
  • 解像度の高さ
  • スイッチで簡単に音の変化を楽しめる
  • 付属品の多さ
  • 保証の長さ

  • 値段が多少お高め

SIMGOT EK3の評価

個人的な価格比のおすすめ度です

高音 5.0
中音 5.0
低音 5.0
分離感、解像度等 4.5
総合評価 5.0

SIMGOT EK3音のバランスとしてはどの音域を強調するわけでもないフラット傾向ですが、繊細な高い解像度を持つ寒色傾向なイヤホンです。

今回もマイナスなことがほぼない、さすがのSIMGOT製のイヤホンという感じです。

SIMGOT社は音作り、バランスが個人的に好きなのでハズレはないだろう、と思っていたのですがその通りでしたね。

クリアで高解像度な美音系、特に特定の音域が強調されていないフラットな音が好きな人にぴったりだと感じます。

個人的にはここからスイッチで3つのバランスを変えられるというところが好きでおススメできるポイントです!

個性が無い音も個性のある音も1つのイヤホンで楽しめるというお得なイヤホンです!

さらに高価格モデルであるため、付属品も非常に多く保証も長くしっかりと長期間楽しめるイヤホンとなっていますよ。

今回も私のブログの中でもお高めですが、この価格帯でも非常におすすめできる良いイヤホンです!

では次のイヤホンレビューにて。

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