今回はRevoNext NEX602のレビューをしたいと思います。
今回レビューするNEX 602はRevoNext社の新製品です。
RevoNext社は個人的にいつもハイクオリティな製品を発売するイメージの会社です。
最近は新しいイヤホンブランドが誕生していますが、RevoNext社は以前から名前を売っている会社なので聞いたこともあるかもしれません。
実際に私もRevoNext社のイヤホンを数個購入し、記事化しています。
今回私のレビューする RevoNext NEX602 は3BA+1DD型のハイブリッド構成の4ドライバーのイヤホンです。
多ドライバー構成と言っていい数のドライバー構成のイヤホンです。
ドライバーは増えれば増えるほど歪みが出てくるらしいのでそのような歪みが出ないような調整がされ、かつRevoNext社の個性である音作りが今回のNEX 602にも反映されているでしょうか。
読者様の購入の参考になれば幸いです。
NEX 602の仕様について
仕様 |
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Product Name: Original RevoNext NEX602 In-ear Earphone |
Driver unit: 1DD+3BA hybrid driver unit |
Impedance: 30Ω |
Earphone sensitivity: 106dB/mW |
Frequency range: 20-20000Hz |
Color: GUN,Black |
プラグ :2pin |
今回私はガンメタルカラーのモデルをEasy earphones(@hulang)から購入しました。
値段は約10000円です。
販売店はAmazon、Aliexpress、DROP等が大手だと思います。
保証は一年です。
RevoNext NEX602の特徴としては 3バランスド・アーマチュア+1ダイナミックを搭載しているところです。
NEX 602の外観等について
購入時の外観、付属品について
私は RevoNext NEX602 をAliexpressで購入しました。
NEX 602はAliexpressで購入するとおなじみのプチプチの袋に入っていました。
箱に痛みなどなく無事に届きました
イヤホン本体
ケーブル
ケーブルバンド
ケース
イヤーピース(1種類×3サイズ、1種類×2サイズ)
説明書類
NEX 202と同様にイヤーピースが2種類入っているのが親切ですね。
イヤーピースが2種類あるので追加購入をせずに音の変化やフィット感を調整できます。
また、 RevoNext NEX602には専用の持ち運び用ケースが付属しています。
頑丈に作られているため満員電車などでも壊れないと思います。
また、NEX 202よりもプラスチックのカバーがあり高級感が増しています。
イヤホンの外観について
RevoNext NEX602はフェイスプレート、シェル、ノズル全てが金属製です。
筐体のつくりは良いです。
金属製ですが、傷もなく重みもあるので高級感があります。
筐体の大きさは小さいです。 使用時に重みで落ちてくるということはないです。
ノズルに引っ掛かりがあるのでイヤーピースの紛失の心配はありません。
今回RevoNext NEX602と同時購入したRevoNext NEX202、KB EAR KB06とのサイズ感は写真のような感じです。
NEX 602の音質について
レビューの前提として
〈エージングについて〉
私は実体験からエージングは必要があると思っています。
そのため、エージング前に記事を上げ、エージング後に同記事を追記します。
〈エージング方法について〉
私のエージング方法は適度な音量で100時間超エージング用音源(オーディオ機器エージング用WAVファイル集の詳細情報 : Vector ソフトを探す!)でエージングし、次に100時間音楽ランダム再生の計200時間超を目安としています。
〈高音、中音、低音について〉
高音はシンバル
中音はボーカルやバイオリン・ピアノ
低音はドラム
をイメージしています。
〈イヤーピースについて〉
付属の物は使わないです。
私の良く使うイヤーピースは、OSTRY、スピンフィット、スパイラルドット、コンプライ、SednaEarfitです。
RevoNext NEX602では主にスピンフィット、SednaEarfitを試しました。
NEX602の音質
〈全体的な出音のバランス〉
RevoNext NEX602は高音の印象が強めな高い解像度、分離感のある出音で寒色傾向のイヤホンです。
出音のバランスは高音が強めで、中低音は高音よりも抑え気味という印象です。
NEX 202が中低音強めで高音抑え目だったので全く真逆の出音バランスです。
全体的にくっきりはっきりとした出音のイメージです。
出音の強さのイメージとしては高音>低音≧中音のイメージです。
音の傾向としては寒色です。
〈高音〉
RevoNext NEX602で最も印象的に聞こえる音域です。
量があり、超高音もしっかりと出ており高音のレンジはかなり広いです。
また解像度の高さもあり高音はかなり綺麗に聞こえます。
ただ、レンジの広さと高解像度ゆえかシンバルなどの刺さりがあります。
音の距離は近め~普通です。
〈中音〉
中音の量は他の音域に比べて控えめです。
他の音域に比べて量は少なく距離も近くはないですが、解像度と分離感の高さから中音はかなりはっきりと聞こえます。
NEX 202と同様にドライでさっぱりな中音です。
ギターの音などが綺麗です。
距離は普通です。
〈低音〉
高音よりも控えめで、中音と同程度の量です。
量は少ないですが距離が近めな分中音よりも印象が強いです。
レンジは広くしっかりと深い低音も出ています。
また、ぼやけた低音ではなくきれいに鳴っています。
距離は近め~普通です。
〈解像度〉
RevoNext NEX602は全体的に解像度が高いです。
エージング前ですが各音域がはっきりと聞こえます。
特に中高音がきれいです。
こもりなどが無く、音の消え際もしっかりと再現されており解像度の高いキレのある音です。
〈分離感・音場〉
音場は普通程度で、分離感は高めです。
中音の多い曲などできれいに分かれて聞こえます。
〈音量のとりやすさ〉
音量のとりやすさは普通です。
ハイゲイン32で聞いています。
音以外の評価として
〈音漏れ・遮音性について〉
RevoNext NEX602はDD搭載の機種なので、空気穴があり音漏れがあります。
しかし、音漏れの量はそこまで多くないです。
ただ、遮音性もあまり良くないです。
よって、通勤・通学用のイヤホンとして使用をあまりおすすめ出来ません。
〈ケーブルについて〉
RevoNext NEX602 のケーブルは細めのケーブルです。
ただ、多少癖が強めで柔らかさも普通程度です。
耳掛け部分の被膜も硬くタッチノイズはあります。
持ち運びやすいケーブルとは言えなさそうです。
NEX 602のまとめ
NEX 602の特徴
NEX 602の評価
個人的な価格比のおすすめ度です
高音 | 5.0 |
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中音 | 4.5 |
低音 | |
分離感・解像度等 | |
総合評価 | |
RevoNext NEX602は高音の印象が強めな高い解像度、分離感のある出音で寒色傾向のイヤホンです。
高音重視で分離感も高く、くっきりはっきりとした音で音楽を楽しく聞くことができます。
特に高音の質がレンジの広さ、解像度の高さともにハイレベルにあるため高音が好きな人におすすめできます。
高音が特徴的ですが、中低音も質が高くかなり質の高い音が出ています。
少し派手目な音なので聞き疲れするかもしれませんが、とても高精細な高音が聴けます。
RevoNext社にしては約10000円と少し価格が高めですが、この価値はあり高音好きな方のステップアップにお勧めできるイヤホンの一つです!
では次のレビューにて。