今回はKB EAR Knightのレビューをしたいと思います。
今回のKBEAR Knightはインナーイヤー型のイヤホンです。
インナーイヤー型のイヤホンと言えば前回Smabat M1 Proをレビューしました。
私のブログではカナル型のイヤホンのレビューばかりでしたのでインナーイヤー型のイヤホンは非常に新鮮でした。
そして、今回のKB EAR KnightもSMABAT-M1 proと同じくインナーイヤー型のイヤホンとなります。
やはり特徴としてはカナル型では味わえない音場の広さ、レンジの広さです。
KBEAR Knightはリケーブルが出来ないのは残念ですが、その分非常に低価格に抑えられています。
KB EAR Knightはどのような音作りがされているのでしょうか。
読者様の購入の参考になれば幸いです。
KB EAR Knightの仕様について
仕様 |
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Model Number: KB EAR Knight |
インピーダンス:32Ω |
カラーバリエーション: ブラック |
出力音圧レベル : 109db± 2% db |
プラグタイプ: 非交換式 |
周波数応答の範囲:20Hz-25kHz |
構成: 15.4mmダイナミックドライバー |
KB EAR Knightのカラーバリエーションは黒色の1種類です。
カラーバリエーションはなく、またリケーブルにも非対応ですがその分非常に低価格です。
値段は2000円です。
販売店はAmazon、Aliexpress等です。
保証は6か月です。
この保証の期間の短さはリケーブルが出来ないイヤホンということもあり個人的にマイナスです。
KB EAR Knightの特徴は低価格、15.4mmという大口径のダイナミックドライバーのイヤホンだということです。
金属筐体で高級感があるのがプラスです!
KBEAR Knightの外観等について
購入時の外観、付属品について
KB EAR Knightは低価格中華イヤホンの中でも2000円とさらに低価格なイヤホンです。
そのため、パッケージや付属品、リケーブル不可等のコストカットが見られます。
しかし、必要最低限はそろっており2000円でも十分です。
イヤホン本体
イヤホンカバー×4(サイズ違いではなく、コットン製4色展開)
説明書
KB EAR Knightは Smabat M1 Pro よりも内容物が少ないです。
ただ、イヤーハンガーが無いくらいなのでそこまで大きな違いはありません。
イヤホンカバーは1種類のみですが4色あり気分で入れ替えたりも出来そうです。
低価格なのでイヤホンケースが無いです。
リケーブル不可の商品なのでイヤホンを持ち出す場合はケースを別途購入したほうが良いでしょう。
購入時の本体の外観について
KB EAR Knightの筐体はフェイスプレート、シェル、ノズルとすべてが金属製です。
そのため、プラスチック製のイヤホンに比べて耐久力が高く、長く利用できます。
また、低価格ではありますが、バリなどもなく外観が非常に綺麗です
KB EAR Knight は金属製で、バリなどありません。
また、たまに中華イヤホンにある初期傷もなく大変きれいな状態です。
本体の大きさは小さめです。
筐体は金属ですが全く重くはありません。
ここは個人差があると思いますが、ドライバーが大きいのですが、筐体が薄く、耳の小さい私でもフィットしやすいです。
個人的にですが、 Smabat M1 Pro よりはフィット感が良いです。
Smabat M1 Pro とKB EAR Knight、SHUOER TAPEとのサイズ感は写真のような感じです。
今回はちょうどインナーイヤー型のイヤホンがあったので比較してみました。
KBEAR Knightの音質について
レビューの前提として
〈エージングについて〉
私は実体験からイヤホンにエージングは必要があると思っています。
〈エージング方法について〉
私のエージング方法は適度な音量で100時間超エージング用音源(オーディオ機器エージング用WAVファイル集の詳細情報 : Vector ソフトを探す!)でエージングし、次に100時間音楽ランダム再生の計200時間超を目安としています。
〈再生機器について〉
WM1A、アンバランス出力、ハイゲイン出力です。
〈高音、中音、低音について〉
高音はシンバル
中音はボーカルやバイオリン・ピアノ
低音はドラム
をイメージしています。
〈イヤーピースについて〉
付属の物は使わないです。
私の良く使うイヤーピースは、OSTRY、スピンフィット、スパイラルドット、コンプライ、SednaEarfitです。
KB EAR Knightでは主にスピンフィット、SednaEarfitを試しました。
〈私が音質評価でよく使う表現について〉
寒色、暖色 | 音の聞こえ方です。 寒色はクール系、キンキン(金属的な、刺さりの有る)、線の細いイメージです。 暖色はウォーム系、刺さりの少ない線の太いイメージです。 |
派手(明るい、元気)、地味(暗め) | 派手や明るい、元気は、音の押し出しの強さのようなイメージです。 地味はゆったりとした、落ち着きのある、のようなイメージです。 |
フラット、ドンシャリ、かまぼこ | フラットは強調された音域が無い ドンシャリは高音、低音が強調されている かまぼこは中音が強調されている |
刺さる | 特定の音が耳に障る場合です。 |
KBEAR Knightの音質
〈全体的な出音のバランス〉
KB EAR Knightは音のバランスとしては中高音の印象の強めな傾向の音で広い音場に高めの分離感、スピード感のある寒色傾向なイヤホンです。
出音のバランスは中高音が強め、最後に低音という印象のバランスの音です。
中高音が強めと言いましたが、中音の方が印象が強めです。
KB EAR Knight は大きいDDドライバー搭載ですが、濃いめの音の印象を受けます。
出音の強さのイメージとしては中音≧高音>低音のイメージです。
インナーイヤー型のイヤホンということで音場は広く中高音重視ゆえスピード感があります。
また、高解像度、高い分離感でしっかりときれいに聞こえます。
音の傾向としては暖色ですが、とても濃いわけではなく多少暖色気味という程度です。
〈高音〉
KB EAR Knightで音の量が多い音域です。
量は多めですが線が細めなのでそこまで印象が強すぎず刺さりもなくきれいに聞こえる印象です。
線が細く音場が広めなので量の割りに印象が強すぎずにゆったりと聞くことができます。
高音のレンジはそこまで広くはなく超高音はいまいち印象が薄いです。
シンバルなどの刺さりはありません。
音の距離としては遠いです。
〈中音〉
KB EAR Knightで最も量が多く印象が強くはっきりと聞こえる音域です。
中音の量は多く線が細い印象なので、男性ボーカルよりも女性ボーカルやピアノの高音部等の方が綺麗に聞こえます。
スピード感と透明感を感じます。
サ行の刺さりは感じません。
距離は遠目です。
〈低音〉
KB EAR Knightで最も量が少なく印象が弱く聞こえる音域です。
他の音域に比べるとはっきりと分かるレベルの音量の違いを感じます。
量も少ないですが、レンジも狭めで超低音は出ている印象を受けません。
また、線も細いので低音好きな方にはおすすめできません。
ただ、低音はボヤつきは一切なくキレのある低音です。
音の距離は遠目です。
〈解像度〉
KB EAR Knightの解像度はそこまで良くはありません。
空気感や濃さ等を感じることは多少難しい印象です。
その分キレ、スピード感を感じられます。
〈分離感・音場〉
KB EAR Knightの分離感はかなり良いです。
やはり、インナーイヤー型のイヤホンは音場がとても広いため、分離感も相対的に良くなる印象です。
ここはカナル型のイヤホンよりも分があります。
ただ、正直もう少し解像度が無いと分離感の高さの恩恵としての空気感等が感じられないな、という印象です。
また、音場は全体的にかなり広いです。
左右高さともに広いです。
〈音量のとりやすさ〉
音量はとりやすいです。
ハイゲイン22前後で聞いています。
音以外の評価として
〈遮音性(音漏れ)について〉
KB EAR KnightはDD搭載の機種なので、背面に空気穴があります。
また、インナーイヤー型のイヤホンなので多少耳からも漏れます。
そのため、音漏れがあります。
また、遮音性はカナル型のイヤホンに比べると相当低いです。
個人的にSmabat M1 Proよりも装着感が向上していますが、音漏れ、遮音性という意味では良くないです。
よって、通勤・通学用のイヤホンとして使用を全くおすすめ出来ません。
〈ケーブルについて〉
KB EAR Knightのケーブルはおそらくシルバーメッキ銅のケーブルです。
被膜が固く癖も多少強めです。
そのため、タッチノイズがあります。
耳掛けが出来ないのでタッチノイズがあるのはマイナスです。
持ち運びやすいケーブルとは言えなさそうです。
KBEAR Knightのまとめ
KBEAR Knightの特徴
KBEAR Knightの評価
個人的な価格比のおすすめ度です。
高音 | 4.0 |
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中音 | |
低音 | |
分離感、解像度等 | |
総合評価 | |
KB EAR Knightの音のバランスとしては中高音の印象の強めな傾向の音で広い音場に高めの分離感、スピード感のある寒色傾向なイヤホンです。
中高音の印象が強く、特に中音の印象が強めではっきりとした音が楽しめるイヤホンです。
そして、インナーイヤー型のイヤホンらしく非常に音場の広い音が楽しめるイヤホンです。
低音の印象が薄いですが、そのおかげでクリア感の高い音が楽しめます。
非常に低価格でありながら、聞きやすさとして刺さりもなくながら聞きにぴったりかな、と個人的に感じました!
2つ目のインナーイヤー型のイヤホンのレビューでしたが、個人的には装着感が良いほうが使用しやすいな、と感じました。
インナーイヤー型のイヤホンは音が良くても装着感が良くないと聞き続けるのが難しいです。
そのため、KB EAR Knightの方が装着感が良いのでレビューがしやすかったです。
これは外で使ったりするときも同様だと思います。
では次のイヤホンレビューにて。