1BA+1DD+平面磁気ドライバー

平面磁界駆動型ドライバー搭載のハイブリッドモデルのイヤホン「TRI-Audio TRI-I3」【イヤホンレビュー】

今回はTRI-I3のレビューをしたいと思います。

TRI-I3はTRI-Audio社から2019年販売された新モデルのイヤホンです。

TRI-Audio社のイヤホンは手持ちでは2つ目です。

以前のモデルであるTRI-I4は1DD1BAのハイブリッドモデルのイヤホンでした。

そして、今回のTRI-I3もハイブリッドモデルのイヤホンとなっています。

ちなみに新しいモデルなのにモデルナンバーが下がっているのはなぜなのでしょう。

今回の特徴はなんといっても平面磁界駆動型ドライバー+ダイナミックドライバー+バランスドアーマチュアドライバーの3ドライバー構成のハイブリッドモデルということです。

特に最近の高価格帯モデルのイヤホンと同じ平面磁界駆動型ドライバーを搭載してこの価格というのは非常にお得な感じがあります。

また、少し価格はお高めですが、付属品は豪華でリケーブルやイヤーピース等を別途購入する必要なくこれだけ買えば必要最低限のセットが揃うところは良いですね。

TRI-I3はどのような音作りがされているのでしょうか。

読者様の購入の参考になれば幸いです。

TRI-I3の仕様について

仕様
Model Number: TRI-I3
インピーダンス:15Ω
カラーバリエーション: シルバー
出力音圧レベル : 103dB/mW
プラグタイプ: mmcx
周波数応答の範囲:20Hz-40kHz
構成: 平面磁界駆動型(Planar Magnetic)+Composite 8MM Dynamic Driver+Balanced Armature Driver のハイブリッド構成

TRI-I3のカラーバリエーションは1種類です。

カラーバリエーションはないですが、その分平面磁界駆動型ドライバー、ダイナミックドライバー、BAドライバーのハイブリッドイヤホンがこの低価格で楽しめるのだと思います。

値段は19800円です。

販売店はAmazon、Aliexpress等です。

保証は6か月です。

多少高めの価格帯のイヤホンでこの保証の期間の短さは個人的に多少マイナスです。

TRI-I3の特徴は何といっても平面磁界駆動型ドライバーと8mmのDDドライバー、BAドライバーのハイブリッド構成のイヤホンだということです。

平面磁界駆動型ドライバーだけでも価格が高い印象を受けますが、さらに加えて2つのドライバーを搭載しているというイヤホンです!

ドライバー自体の違いはあるとしても平面磁界駆動型ドライバー搭載モデルは10万円~みたいなモデルばかりなので凄いことですね!

また、mmcxですのでリケーブルが可能です。

さらに、金属筐体で高級感があるのがプラスですね!

TRI-I3の外観等について

購入時の外観、付属品について

TRI-I3は低価格中華イヤホンとは異なり10000円を超えるイヤホンです。

そのため、パッケージやケーブル、その他付属品は低価格中華イヤホンに比べるとはるかに豪華です。

私のサイトのレビューで多い低価格中華イヤホンと比べると、パッケージ付属品が豪華ですが、箱は低価格中華イヤホンよりは少し大きい位でほぼほぼ同じです。

梱包も非常に丁寧で好感が持てます。

パッケージ付属品について

イヤホン本体

イヤーピース2種類×3サイズ、1種類×1サイズ

ケーブル

布製イヤホンケース

説明書類

TRI-I3の同梱物は豪華です。

後述しますが、特にケーブルの質は低価格中華イヤホンとは思えない質の高さです。

低価格のイヤホンは個人的にケーブルはおまけだと思っているのでこの質の高さは非常に嬉しいです。

また、イヤーピースも素材違いが入っており、ぴったりはまるイヤーピース、そして好みの音質の物が見つけられそうです。

さらに、ケースもついてきます。

布製なので外からの圧には弱いかもしれませんが、必要最低限持ち運びには必須なのであると別途購入しなくて済むので嬉しいです。

購入時の本体の外観について

TRI-I3の筐体はフェイスプレート、シェル、ノズルとすべてが金属製です。

そのため、プラスチック製のイヤホンに比べて耐久力が高く、長く利用できます。

また、外観が非常に綺麗です。

TRI-I3は金属製で、バリなどありません。

また、傷もなく大変きれいな状態です。

バリなどもなくぶつかった痕や塗装剥げもなく非常にきれいな状態です。

本体の大きさは大きめです。

筐体は金属ですがそこまで重くはありません

また、ノズルは太目ですが多少長めで耳奥まで入り、筐体の形はとても耳にフィットしやすい形をしています。

耳にあたる内側の部分も鋭角ではなく丸みがあるのでアンドロメダやZS5系列のように当たって痛くなるようなことはありません。

そのため、フィット感が良く耳が小さい人でも長時間使用が出来ると思います。

ステム部分について〉
TRI-I3のノズルは引っ掛かりが有ります

そのため、イヤーピースの落下を気にせず外でも利用できます。

他のイヤホンとのサイズ比較

TRI-I3SHUOER TAPEIMR Acoustics R1MT3 PROとのサイズ感は写真のような感じです。

TRI-I3の音質について

レビューの前提として

〈エージングについて〉
私は実体験からイヤホンにエージングは必要があると思っています。

〈エージング方法について〉
私のエージング方法は適度な音量で100時間超エージング用音源(オーディオ機器エージング用WAVファイル集の詳細情報 : Vector ソフトを探す!)でエージングし、次に100時間音楽ランダム再生の計200時間超を目安としています。

〈再生機器について〉
WM1A、アンバランス出力、ハイゲイン出力です。

〈高音、中音、低音について〉
高音はシンバル

中音はボーカルやバイオリン・ピアノ

低音はドラム

をイメージしています。

〈イヤーピースについて〉
付属の物は使わないです。

私の良く使うイヤーピースは、OSTRY、スピンフィット、スパイラルドット、コンプライ、SednaEarfitです。

TRI-I3では主にスピンフィット、SednaEarfitを試しました。

〈私が音質評価でよく使う表現について〉

寒色、暖色音の聞こえ方です。
寒色はクール系、キンキン(金属的な、刺さりの有る)、線の細いイメージです。
暖色はウォーム系、刺さりの少ない線の太いイメージです。
派手(明るい、元気)、地味(暗め)派手や明るい、元気は、音の押し出しの強さのようなイメージです。
地味はゆったりとした、落ち着きのある、のようなイメージです。
フラット、ドンシャリ、かまぼこフラットは強調された音域が無い
ドンシャリは高音、低音が強調されている
かまぼこは中音が強調されている
刺さる特定の音が耳に障る場合です。

TRI-I3の音質

〈全体的な出音のバランス〉
TRI-I3音のバランスとしては低音の印象多少強めなピラミッドバランス傾向の音で豊富な情報量を感じられる高解像度な寒色傾向なイヤホンです。

出音のバランスは低音が少し強め、次に中音、最後に高音という印象のピラミッドバランス傾向の音です。

ピラミッドバランスですが、全体的にはっきりとした音のイメージで、高音もしっかりと出ています。

TRI-I3は3つのドライバーを搭載したモデルですが、思ったよりもさっぱりした音の印象を受けます。

出音の強さのイメージとしては低音≧中音≧高音のイメージです。

また、情報量が多く高解像度でしっかりときれいに聞こえます。

音の傾向としては寒色です。

〈高音〉
TRI-I3で最も音の量は少ない音域です。

量は少ないのですが、音が鮮明で非常にしっかりと聞こえます。

また、解像度の高さからかなりきれいな高音が出ています。

高音のレンジも広く超高音もしっかりと聞こえます。

平面磁界駆動型ドライバーの特徴だと思いますが、他の音域に比べて音の量が少ないのにはっきりと聞こえるというかなりハイレベルな高音です。

シンバルなどの刺さりはありません。

音の距離としては普通です。

〈中音〉
TRI-I3では低音よりも少ないですが、はっきりと聞こえる音域です。

高音と同じく、量は低音に負けていますが、音が鮮明できれいに聞こえます。

そして、距離の近さから中音はかなりしっかりと聞こえます。

また、中音も解像度が高くボーカルの透明感をとても感じます。

距離が近いこと、解像度の高さ、量からボーカル好きにおススメできます。

サ行の刺さりは感じません。

距離は近めです。

〈低音〉
TRI-I3で最も量が多く印象が強く聞こえる音域です。

量もありますが、力強い低音は質も良くハイレベルな低音です。

また、しっかりとぼやけずにタイトな深い低音もがています。

低音はレンジが広く超低音もしっかりと聞こえるので、低音が好きな方にもおすすめできます。

個人的には量があるのですが、ぼわついておらず締まりのあるキレのある低音で好みの低音です。

音の距離は普通です。

〈解像度〉
TRI-I3の解像度はとても良いほうです。

全音域しっかりと聞こえ立体感、輪郭がしっかりと聞こえ、全音域おすすめできます。

各音域メリハリのある音でキレのある音なので非常にしっかりとした出音です。

分離感・音場
TRI-I3の分離感は良い方です。

全音域が力強い音なので多少重なりあって聞こえる時もあります。

ただ、定位感と立体感を感じるのは分離感の高さからだと思います。

音数が増えてもかなり個別の楽器を聞き分けられます。

音場は上下狭め、左右には普通です。

また、中音が近いです。

ただ、定位感が良いので音場はそこまで気にならず、むしろ低音の力強さも相まってかなり迫力ある音が聞こえます。

〈音量のとりやすさ〉
音量は普通です。

ハイゲイン26前後で聞いています。

音以外の評価として

〈遮音性(音漏れ)について〉
TRI-I3はDD搭載の機種なので、背面に空気穴があります。

そのため、音漏れがあります。

低音が強めなためか音漏れの大きさはなかなか大きいです。

ノズルが長く、フィット感も良いので遮音性は高いです。

よって、通勤・通学用のイヤホンとして使用をおススメ出来ません

〈ケーブルについて〉
TRI-I3のケーブルはとても質の高いケーブルです。

おそらく純銅製です。

mmcxコネクター部分やプラグ部分が金属で安定感があり、編み込みも非常に丁寧に作られています。

この価格帯のケーブルに見合った良いケーブルです。

被膜は柔らかめで癖も少ないです。

そのため、タッチノイズは少ないです。

音質が良く、タッチノイズも少なめなので持ち運びやすいケーブルと言えそうです。

TRI-I3のまとめ

TRI-I3の特徴

  • 各音域がハッキリと鮮明に聞こえる
  • 定位感、解像度の高さ
  • 中低音がハッキリ聞こえるためボーカル好き向き
  • 中低音強めで迫力のある、元気な音が楽しめる
  • 付属品の多さ
  • 音漏れの大きさ
  • DAPのパワーが必要
  • 値段が多少お高め

TRI-I3の評価

個人的な価格比のおすすめ度です

高音 4.5
中音 5.0
低音 5.0
分離感、解像度等 5.0
総合評価 5.0

TRI-I3音のバランスとしては低音の印象多少強めなピラミッドバランス傾向の音で豊富な情報量を感じられる高解像度な寒色傾向なイヤホンです。

空気感や定位感もしっかりと感じられます。

中低音の力強さに加えて高音の繊細な音は他のDD+BAのハイブリッドモデルでは出せないのではないでしょうか。

平面磁界駆動型ドライバーの音はかなりこのイヤホンで印象強く聞こえます。

しかし、1つ注意点があります!

TRI-I3はパワーのあるプレイヤーで聞いたほうが確実に良い音です。

携帯で聞いた時、WM1Aで聞いた時、据え置きで聞いた時で確実に音が違います。

中低音の力強さ、定位感は据え置きが最も良く聞こえます。この点にご注意を!

価格は少し高いモデルですが、このイヤホンはハズレが無いのではないでしょうか。

TRI-I3はTRI-I4をより進化させた素晴らしいイヤホンです!

個人的には中低音好きな方にかなりおすすめです。

では次のイヤホンレビューにて。

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