Wooeasyから発売中の8芯ケーブルのGXX-029のレビューをしたいと思います。
Wooeasyから販売されている16芯ケーブル、GXX-013は
です。
一般人ユーザーのレビューなので参考程度にしてください。
読者様の購入の参考になれば幸いです。
目次
前提として
GXX-029はWooeasyの専売ケーブルとなっています。
Wooeasyはたくさんのケーブルを販売していますが、GXX-029はその中でも多少価格が安めです。
ただ、価格が安いだけで音が悪いわけでは決して無いです。
私が購入したのは昨年の11月でした。
外観等について
〈ケーブルの外観について〉
GXX-029はその特徴として芯数が多いところが特徴です。
一般的な付属ケーブルは3芯か4芯が多いですが、GXX-029は8芯です。
芯数が増えても編み方は非常にきれいで編みの間違いなども私のGXX-029にはありませんでした。
また、ケーブルは8芯を使っている割には大変細めです。
線が細く柔らかいため、取り回しは最も良い方です。
さらに、根本が柔らかいため断線はしづらそうです。
ただ、ケーブルの分岐パーツに割れや気泡がありました。
そのため、市販品と比較するとそこまでクオリティが高いと言えません。
〈カラーバリエーション〉
シルバーとブルーです。
今回はブルーモデルを購入しました。
〈購入先・販売元〉
私の購入先はAliExpressのWooeasy Earphones Storeです。
値段は6000円前後です。
販売店はNiceHCK、Wooeasy、Kinboofi等が大手だと思います。
保証は一年です。
Twitterをやっている方であれば、Wooeasy Earphones Storeのアカウント@hulang9078をフォローしてDMを送るとTwitter割が適用できます。
〈発送時の外観等〉
ケーブルは透明の袋に入れられて届きました。
私が購入したのは去年なので現在は異なっているかもしれません。
〈ケーブルの仕様〉
素材は純同線の銀メッキです。
プラグタイプはmmcxモデルのみですが、Aliexpressですと購入前に連絡をすれば2pinモデルも対応してもらえます。
また、オスプラグも3.5mm、2.5mmは対応してもらえます。
もしかすると、現在では4.4mも対応してもらえるかもしれません。
〈パッケージ付属品〉
ケーブルのみでした。
音質について
<レビューの前提として>
〈エージングについて〉
私は実体験からイヤホン・ケーブル・DAPにエージングは必要があると思っています。
そのため、レビューの前にエージングをすることにしています。
一応エージング前のレビューもあげていきますのでよろしくお願いします。
〈エージング方法について〉
私のエージング方法は100時間超エージング用音源（オーディオ機器エージング用WAVファイル集の詳細情報 : Vector ソフトを探す！）でエージングし、次に100時間音楽ランダム再生の計200時間超を目安としています。
〈再生機器について〉
その都度記載する予定ですが、基本的にはWM1Aです。
今回はWM1A、アンバランス出力、ハイゲイン出力です。
〈高音、中音、低音について〉
高音はシンバル
中音はボーカルやバイオリン・ピアノ
低音はドラム
をイメージしています。
〈イヤーピースについて〉
基本的に付属の物は使わないです。
私の良く使うイヤーピースは、OSTRY、スピンフィット、スパイラルドット、コンプライです。
GXX-029では主にスピンフィット、スパイラルドットを試しました。
<エージング後>
〈全体的な出音〉
ケーブルを比較するために使用したイヤホンははDZ9、DZX1+8です。
比較したケーブルはGXX-013とリファレンスケーブルです。
DAPはWM-1Zです。
一聴目で分かるのは、全体的にはっきりと聞こえるところ、高音域が強く、派手な出音へと変わるところです。
〈高音〉
高音がとても派手に良く鳴るようになります。
高音のキレが増します。
距離としては、多少ですが横に広がります。
〈中音〉
音が多少ハッキリとなります。
また、多少距離が近づきます。
そのために、中音は鮮明に聞こえます。
〈低音〉
このケーブルは純銅ですが、低音の強さはそこまで強く変化しません。
キレが良くなったと感じます。
音場が多少横に広がります。
〈解像度〉
高音・中音の解像度が上がったと感じます。
〈分離感〉
分離感は多少ですが、上がります。
〈音場〉
音場は多少横に広がります。
中音は近づきますが、低音・高音が多少横に広がりますので全体的に横に広がります。
〈音量のとりやすさ〉
GXX-029は音量が取りやすくなります。
付属ケーブルよりも3つほど音を下げても同様の強さの出音となります。
<音以外の評価として>
〈タッチノイズについて〉
GXX-029は大変やわらかいケーブルです。
また、細いため取り回しはとても良いのですが、タッチノイズは多少あります。
もっとも、タッチノイズ自体が強いわけではないのでそこまで気にしなくてもいいレベルにあります。
まとめとして
GXX-029のメリットとしては、高音・中音がはっきり聞こえるようになるところ、やわらかく取り回しの良いところです。
特に、高音の派手さははっきりとわかるレベルにあります。
また、多少ボーカルが前に来るため、ボーカル好きにはお勧めです。
さらに、線はかなり細くて取り回し易いです。
デメリットとしては、柔らかさのわりにタッチノイズが多いところです。
<おすすめできる人>
・高・中音の解像度を上げたい人。
・中音を少し近づけたい人。
<おすすめできない人>
・タッチノイズのないケーブルを求めている人。
GXX-029はGXX-013よりも価格は安いですが、大変傾向の似たケーブルです。
音質向上を求めるならば、GXX-013ですが、タッチノイズが気になる人はGXX-029の方がおススメできます。
音質面では、中音の遠いイヤホンを持っていて、もう少しボーカルを近づけたい人にはお勧めです。
Wooeasyの次のハイエンドケーブルも期待できそうです。
ではでは次回のレビューにて
