2BA+2DD

ボーカルホンとして最適! 「BQEYZ K2」【イヤホンレビュー】

f:id:lzaakki:20180810175254j:plain

BQEYZ社から販売されているK2をレビューしたいと思います。

同じ2BA+2DDでKZ社から出ているイヤホンZS6のレビューは

www.akanamo.com

です。

一般人ユーザーのレビューなので参考程度にしてください。

読者様の購入の参考になれば幸いです。

前提として

この機種はBQEYZ社という新しい会社から新型イヤホンとして発売されました。

最近1BA+1DDのイヤホンが多かったのですが、久しぶりの2BA+2DDのイヤホンです。

私が購入したのは今年の7月でした。

外観等について

〈筐体について〉
金属製です。

バリや継ぎ目の隙間等も無く大変丁寧に作られています。

作りに関してはBQEYZ社はキレイなのでおススメです。

写真は左から

BQEYZ K2、ZS5、TRN V80となっています。

f:id:lzaakki:20180810175332j:plain
f:id:lzaakki:20180810175339j:plainf:id:lzaakki:20180810175344j:plain

筐体は厚みがあり大きいです。

縦に長さはありませんが横幅の大きいタイプです。

また、ノズルが長いため、耳から筐体が少しはみ出るようになり、耳に当たって痛いということは私の場合はありません。

ノズルの太さはES4に比べると多少細めです。

長時間使用でも耳が痛くならないのは非常にプラスです!

V80と筐体のサイズを比較するとサイズ感が分かりやすいです。

〈ステム部分について〉
BQEYZ K2は引っ掛かりが有りません

そのため、イヤピが外れやすく外使いの方は注意が必要です。  

f:id:lzaakki:20180810175425j:plain

〈カラーバリエーション〉
ブラック、グレーです。

今回はブラックモデルを購入しました。

〈購入先・販売元〉
私の購入先はAliExpressのWooeasy Earphones Storeです。
AliExpress.com Product – BQEYZ K2 2DD+2BA Hybrid In Ear Earphones Earbud HIFI Bass DJ Monito Running Sport Earphone Earplug Headset Earbud With Mic

値段は現在Amazonでは6000円前後です。

販売店はNiceHCK、Wooeasy、Kinboofi等が大手だと思います。

保証は一年です。

Twitterをやっている方であれば、Wooeasy Earphones Storeのアカウント@hulang9078をフォローしてDMを送るとTwitter割が適用できます。

〈イヤホンの仕様〉
2BA+2DDの4ドライバモデルです。

再生帯域12-24000Hz

プラグタイプは2pinで0.78mmです。2pinは0.75mmもあるので注意です。

f:id:lzaakki:20180810175438j:plain

〈外観等〉
箱のデザインはとてもシンプルで黒を基調としてとてもおしゃれです。

表面にはBQEYZ K2という機種名も無く武骨なデザインです。

f:id:lzaakki:20180810175450j:plain

〈パッケージ付属品〉
ケーブル、イヤーピース1種類の3サイズ(S、M、L)、説明書と大変シンプルです。

f:id:lzaakki:20180810175507j:plainf:id:lzaakki:20180810175513j:plain

音質について

f:id:lzaakki:20180810175535j:plain

<レビューの前提として>

〈エージングについて〉
私は実体験からイヤホンにエージングは必要があると思っています。

そのため、レビューの前にエージングをすることにしています。

一応エージング前のレビューもあげていきますのでよろしくお願いします。

〈エージング方法について〉
私のエージング方法は100時間超エージング用音源(オーディオ機器エージング用WAVファイル集の詳細情報 : Vector ソフトを探す!)でエージングし、次に100時間音楽ランダム再生の計200時間超を目安としています。

〈再生機器について〉
その都度記載する予定ですが、基本的にはWM1Aです。

今回はWM1A、アンバランス出力、ハイゲイン出力です。

〈高音、中音、低音について〉
高音はシンバル

中音はボーカルやバイオリン・ピアノ

低音はドラム

をイメージしています。

〈イヤーピースについて〉
基本的に付属の物は使わないです。

私の良く使うイヤーピースは、OSTRY、スピンフィット、スパイラルドット、コンプライです。

BQEYZ K2では主にスピンフィット、スパイラルドットを試しました。

<開封直後>

〈全体的な出音〉
中高音重視のイヤホンです。

一番最初の印象は高音のキラキラ感の強さとボーカルが近いことです。

出音の強さのイメージとしては高音≧中音>低音のイメージです。

未エージング状態の出音は相当好印象です。

音色は寒色です。

とてもキレのある音です。

未エージング状態ですがここまでの中華イヤホンで1、2番を争うレベルで良い音だと思います。

エージング後に期待出来ます。

〈高音〉
高音は目立ちますが刺さりはありません。

ZS5、6ほど目立つ音ではないですが、そのくらいがちょうどいいのかもしれません。

〈中音〉
ボーカルはかなり近めで音が出ています。

ボーカルホンを求めている方にピッタリな感じがします。

エージングでどう変わるかが楽しみです。

男性ボーカル、女性ボーカル問わず良いと思います。

〈低音〉
低音は高音、中音に比べると出ていません。

ただ、二つに比べると少ないだけできちんと出ています。

低音の強い楽曲でははっきり聞こえます。

〈解像度〉
解像度は未エージング状態で相当高いと思います。

キレのある音なのでより良く聞こえます。

〈分離感〉
楽器と楽器の分離感は高めです。

左右に振られるような曲ではとても好印象です。

残響音は普通な印象です。

〈音場〉
音場は普通から少し広い程度だと思います。

〈音量のとりやすさ〉
音量は取りやすくはないです。

ES10とほぼ同じ音量です。

音量はハイゲイン42前後で聞いています。

<エージング後>

〈全体的な出音〉
エージング後は多少印象が変わり中音の多少強いフラット傾向のイヤホンです。

一番最初の印象通りの高音のキラキラ感の強さとボーカルが近いことは変わらずに、低音の印象が強くなりました。

出音の強さのイメージとしては中音≧低音≧高音のイメージです。

全音域でパワフルな音が出ています。

未エージング状態の出音と同様に相当良い印象のイヤホンです。

音色は寒色でとてもキレのある音です。

下にも書きますが、これまでレビューした中華イヤホンで1、2番を争うオススメボーカルホンです。

〈高音〉
高音は印象的で強く出ています。

エージング前と同様キラキラ感もかなり有ります。

高音は強めですが、高音の刺さりは全くありません。

分離感が高めなので高音がとてもきれいに聞こえます。

〈中音〉
この機種の一番の売りはこの中音域だと思います。

中音は相当近く出音も近くボーカルが非常によく聞こえます。

サ行の刺さりは有りません。

音場が普通程度ですがその中でもボーカルははっきりと良く聞こえます。

分離感が高めなのでボーカルとギターが被ったりという曲でも聞き分けやすいです。

音の距離、強さ、解像度、分離感の高さは非常に良くボーカルホンとして相当お勧めできます。

〈低音〉
エージング前と比べて一番変わったのは低音です。

エージング後は相当強めに低音が出てくるようになります。

低音は各音域と同じでキレのある低音というイメージです。

曲によっては中音の次に出ていると感じます。

分離感も高いです。

〈解像度〉
解像度は4ドライバー機種の中でも高めだと思います。

ZS系列よりも音の圧が強いのですがきれいに聞こえます。

特に中音の解像度はやはり素晴らしいと思います。

〈分離感〉
この機種の2番目のポイントは分離感です。

分離感は相当高いです。

そう判断する理由として、BQEYZ K2の音場はそこまで広くはありませんが、各帯域に音が被って聞こえるということがないので分離感の高さが良いと感じます。

ボーカルとギターで被って聞こえる等ということがないです。

また、楽器と楽器の音の違い、左右に音が分かれたときもわかりやすく聞こえます。

〈音場〉
音場は普通程度です。

ただ、この音場のおかげで中音の近さが際立ちボーカルホンと評価できます。

残響音は少なめです。

〈音量のとりやすさ〉
音量は他の中華イヤホンに比べると取りやすくはないです。

ただ、エージング前よりは取りやすくなっていると感じます。

音量はWM1Aでハイゲイン40前後で聞いています。

携帯ではいつもより1か2程度上げて聞いています。

携帯電話で聞いている人でもそこまで音量を上げる必要はないのでオススメできます。

音以外の評価として

〈ケーブルについて〉
ケーブルはTRN社のケーブルに似ています。

付属ケーブルのクオリティとしては悪くはないと思います。  

ケーブルとケーブルがくっつきやすい素材ではないので絡まりづらいといえます。

また、ケーブルをまとめるものもついているのが好印象です。

タッチノイズは並程度です。

歩きながらは気になります。

今までと同じできしめんケーブルがオススメです。

2pinの径が0.75mmなのですが、刺さります。

逆位相になるそうのでご注意を。

そのため、私はZS5、6用のきしめんケーブルを刺しています。

下の写真は実際にZS5、6用のケーブルをBQEYZ K2に刺したところです。

少し隙間が空きますが、そこまで違和感はないと思います。

f:id:lzaakki:20180810175557j:plain

〈遮音性(音漏れ)について〉
DD用の空気穴が筐体内側に3つありますが、そこまで漏れていません。

ただ、ほぼ漏れていない機種と比べると多少の音漏れはありますのでご注意ください。

そのため、通勤・通学用のイヤホンとして普通だと思います。

全く音漏れがしないイヤホンを求めている方にはお勧めできません。

f:id:lzaakki:20180810175826j:plain

まとめとして

メリットとして、このイヤホンの最大の特徴はやはり中音です!

音の距離や解像度、他の音域の強さとのバランスからボーカルホンにぴったりです。

また、音の分離感の高さも素晴らしく、このイヤホンは今までの4ドライバー機種の中で最もお勧めできる機種だと思います。

デメリットは多少筐体が大きいこと、ノズルが長いこと、音漏れが少しあることでしょうか。

おすすめできる人

・中音の音域が好きな人。ボーカルホンを求めていた人にはぴったり!

・高解像度のイヤホンが欲しい人。

・この価格帯では高解像度なので携帯電話等の付属イヤホンから脱却したい人

おすすめできない人

・音漏れの少ない通勤用イヤホンを求めている人。


BQEYZ社のイヤホンは初めて聞きましたが相当レベルの高い音作りという印象です。

後発機種の方が有利なのは当然だと思いますが 、これまでの4ドライバー機種では最もおすすめできます!

それだけこのK2は良い音がします!

おすすめですよ!!

ではでは次回のレビューにて

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です