今回は初めての平面駆動のイヤホンのレビューをしたいと思います。
余談ですが、Massdropから知らない間にDROPに代わっていたんですね(笑)
一般人ユーザーのレビューなので参考程度にしてください。
読者様の購入の参考になれば幸いです。
前提として
MEE audio社のイヤホンは試聴しかしたことがありませんが、なかなか好みの音でした。
そして、平面駆動という新しいドライバーの音を聞いてみたくて無試聴ですが、今回購入してみました。
今回のMEE audio社のPlanamic In-Ear Monitorsのエージング前の印象は中音をとても重視している暖色イヤホンです。
平面駆動がすべてかどうかは分かりませんが、高音が特徴のドライバーと事前情報をどこかで見ていたので驚きました。
私が購入したのは発売後の2018年の11月でした。
1stロット発売から数か月経っているので、初期型ではないと思います。
外観等について
〈筐体について〉
筐体はフェイスプレート、シェル、音導管すべてがプラスチック製です。
プラスチック筐体のため価格ほどの高級感はそこまでありません。
MEE audio社もバリや継ぎ目の隙間等も無く大変丁寧に作られています。
筐体の外観はかなり全体的に綺麗な印象です。
写真は左から
Planamic In-Ear Monitors、KZ AS06、CCA-C10となっています。
筐体の大きさは小さめです。
1ドライバーなので全体的に小型なイヤホンです。
筐体は横幅は小さ目、縦にも小さめです。
筐体の厚さは普通程度ですが、ノズルが長めです。
ノズルの太さは5.7mmです。
そのため、耳が小さい人でも長時間使用が出来ると思います。
私は長時間使用が出来ます。
〈ステム部分について〉
Planamic In-Ear Monitorsは引っ掛かりが有ります。
そのため、外での使用もおススメ出来ます。
〈カラーバリエーション〉
ブラックのみです。
今回はブラックモデルを購入しました。
〈購入先・販売元〉
私の購入先はMassdropです。
値段は17000円前後です。
〈外観等〉
箱のデザインはシンプルで白と緑を基調としています。
少し大きめですが薄いです。
シルエットとしては正方形です。
〈イヤホンの仕様〉
1平面駆動ドライバーの1ドライバモデルです。
再生帯域20-20000Hz
プラグタイプは埋め込み2pinタイプの0.78mmの2pinモデルです。
ただ、筐体の溝が深いため通常の埋め込み2pinは入らないものが多いです。ご注意を!!
〈パッケージ付属品〉
イヤーピース2種類×3サイズ(S、M、L)、キャリングケース、ケーブル2本です。
音質について
<レビューの前提として>
〈エージングについて〉
私は実体験からイヤホンにエージングは必要があると思っています。
そのため、レビューの前にエージングをすることにしています。
一応エージング前のレビューもあげていきますのでよろしくお願いします。
〈エージング方法について〉
私のエージング方法は100時間超エージング用音源(オーディオ機器エージング用WAVファイル集の詳細情報 : Vector ソフトを探す!)でエージングし、次に100時間音楽ランダム再生の計200時間超を目安としています。
〈再生機器について〉
その都度記載する予定ですが、基本的にはWM1Aです。
今回はWM1A、アンバランス出力、ハイゲイン出力です。
〈高音、中音、低音について〉
高音はシンバル
中音はボーカルやバイオリン・ピアノ
低音はドラム
をイメージしています。
〈イヤーピースについて〉
基本的に付属の物は使わないです。
私の良く使うイヤーピースは、OSTRY、スピンフィット、スパイラルドット、コンプライです。
Planamic In-Ear Monitorsでは主にスピンフィット、スパイラルドットを試しました。
<開封直後>
〈全体的な出音〉
一聴目の感想としては中音をとても重視している暖色イヤホンです。
ボーカルがとても印象的に良く聞こえます。
上述しましたがエージング前ですと、高音は特徴的ではないと思います。
出音の強さのイメージとしては中音>低音≧高音のイメージです。
音の傾向としては暖色です。
平面駆動搭載機なのでエージングでの変化がどうなるか楽しみです。
〈高音〉
高音は最も出ていない印象です。
平面駆動は高音が特徴と聞いていたので逆の驚きがありました。
量の多さも少なめです。
音が暖色傾向なのでシンバルなどは全く刺さりません。
音の距離としては遠目です。
〈中音〉
中音域が最も出ていると感じます。
また、かなり近くでなっているので音の印象が強いです。
サ行の刺さりは感じません。
距離は近めです。
ボーカルやピアノ好きにはピッタリだと思います。
〈低音〉
低音もそこまで量のある感じではありません。
そして、深めの低音が少し出ていないとも感じます。
そのため、エージング前ですと低音好きの方にはお勧めできないです。
また、少し低音がまだぼわついているように感じます。
音の距離は遠目です。
〈解像度〉
解像度はエージング前ですが、正直高いとは感じません。
中音はきれいで高めに感じますが、他の音域がぼわついている印象を強く受けます。
ただ、エージングで変化があると思います。
〈分離感〉
音場が遠いおかげで、分離感は高いと感じます。
解像度が高いと感じませんでしたが、分離感が高めで高音と低音の音場が広くゆったりと音楽に没入できます。
〈音場〉
音場は全体的には遠く感じるのですが、中音域だけかなり近めに聞こえます。
なので、ボーカルホンをお求めの方にエージング前ではお勧めできそうです。
〈音量のとりやすさ〉
音量の取りやすさはかなり取りづらいほうだと思います。
ハイゲイン45前後で聞いています。
エージング前のまとめとして
Planamic In-Ear Monitorsの向いている人
・ゆったりと音楽を聴きたい人。
・ボーカルホンが好きな人。
Planamic In-Ear Monitorsの向いていない人
・くっきりはっきりなキレのある音が好きな人。
Planamic In-Ear Monitorsは中音をとても重視している暖色イヤホンです。
平面駆動のイヤホンは初めてでしたがこんな音がするのか、と感心しました。
DDやBAとはかなり異なる暖色傾向のゆったりした音が楽しめます。
まだエージング前なのでエージングでの音の変化がどうなるかが楽しみです。
ではではエージング後のレビューにて