NICEHCK社から販売されているHK6をレビューしたいと思います。
最近のお気に入り、Fiio社から出たmmcx端子のイヤホンF9のレビューは
です。
一般人ユーザーのレビューなので参考程度にしてください。
読者様の購入の参考になれば幸いです。
前提として
NICEHCKはAliexpressやamazonでイヤホンなどを販売している業者さんです。
NICEHCKのブランドネームをつけて販売しているイヤホンが最近多く出始めていますが、HK6は初期の方から売られているものです。
HK6の次に発売されたHK8やNK10も気になりますよね!
HK6は価格は高いですが、安い中華イヤホンと比較するとその価格の高さがうかがえるレベルの高いクオリティを持っています。
特徴としては中音の近さと高音の派手さを併せ持つイヤホンとなっています。
私が購入したのは発売直後の今年の3月でした。
そのため、初期型です。
外観等について
〈筐体について〉
筐体はフェイスプレートもシェル部分もプラスチック製です。
バリや継ぎ目の隙間等も無く大変丁寧に作られています。
やはり高価格帯に位置するモデルなので外観は非常にきれいです。
特にフェイスプレートがきれいな作りとなっています。
筐体の大きさは全体的に普通からやや大きめです。
筐体は横は普通程度、縦に長いです。
筐体の厚さは普通から少し厚い程度で、ノズルは長めです。
ノズルの太さは普通程度から多少厚いです。
そのため、耳が小さい人も長時間使用は出来ると思います。
私は長時間使用が出来ます。
〈カラーバリエーション〉
ブルーとブラックの2種類です。
今回はブルーモデルを購入しました。
〈購入先・販売元〉
私の購入先はAliExpressのNiceHCK Audio Storeです。
値段は現在Amazonでは27800円です。
販売店はNiceHCK、Wooeasy、Kinboofi等が大手だと思います。
保証は一年です。
Twitterをやっている方であれば、NiceHCK Audio Storeのアカウント@hckexinをフォローしてDMを送るとTwitter割が適用できます。
〈外観等〉
ケースは全体的には多少大きめですが、中の内容物を考えると小さ目です。
〈イヤホンの仕様〉
6BAの6ドライバモデルです。
再生帯域20-20000Hz
プラグタイプはmmcxモデルです。
〈パッケージ付属品〉
ケーブル、イヤーピース2種類(3サイズ(S、M、L)あるものは1種類です)、キャリングケース、アフターマーケットガイドです。
音質について
<レビューの前提として>
〈エージングについて〉
私は実体験からイヤホンにエージングは必要があると思っています。
そのため、レビューの前にエージングをすることにしています。
一応エージング前のレビューもあげていきますのでよろしくお願いします。
〈エージング方法について〉
私のエージング方法は100時間超エージング用音源(オーディオ機器エージング用WAVファイル集の詳細情報 : Vector ソフトを探す!)でエージングし、次に100時間音楽ランダム再生の計200時間超を目安としています。
〈再生機器について〉
その都度記載する予定ですが、基本的にはWM1Aです。
今回はWM1A、アンバランス出力、ハイゲイン出力です。
〈高音、中音、低音について〉
高音はシンバル
中音はボーカルやバイオリン・ピアノ
低音はドラム
をイメージしています。
〈イヤーピースについて〉
基本的に付属の物は使わないです。
私の良く使うイヤーピースは、OSTRY、スピンフィット、スパイラルドット、コンプライです。
HK6では主にスピンフィット、スパイラルドットを試しました。
<エージング後>
〈全体的な出音〉
ブログを始める前に購入したのでエージング前のレビューがありません。
一聴目の感想としては弱い逆ピラミッド傾向の出音のイヤホンです。
高音域、中音域が目立つ音だという印象です。
ただ、そこまでの差があるとは言えないので人によってはフラット傾向のイヤホンという人もいるかもしれません。
出音の強さのイメージとしては高音≧中音=低音のイメージです。
音の傾向としては寒色と暖色の中間です。
はっきりとスッキリ系とは言えません。
そのため、キレのある出音が好きな人には合わないと思います。
出音のバランスは相当良いです。
HK6の特徴は高音の派手さと中音の近さです。
そのため、ボーカルホンを求めている人にピッタリです。
〈高音〉
高音は3つの音域で最も出ている印象です。
そのため、きちんと高音の存在感があります。
高音は強めな分シンバルが少し刺さる音源もあります。
そのため高音の刺さりはあります。
ただ、刺さる曲と異なる曲だとキレイに出ています。
また、曲によっては高音のキレは抜群です。
音の距離としては普通程度です。
〈中音〉
中音は全体のバランスからは強めです。
距離はかなり近いです。
サ行の刺さりはありません。
そのため、ボーカルホンにピッタリです。
〈低音〉
低音は全体のバランスからは多少弱く感じられますが、低音も量はしっかり出ています。
きちんと深い低音も出ています。
また、低音はキレのある低音ではなく多少緩やかな低音です。
そのため、暖色傾向に聞こえる印象です。
音の距離は普通程度です。
〈解像度〉
解像度はドライバー数に比して多少高めだと思います。
特に中音域で解像度が高く聞こえます。
音の終わり際などのキレがよいです。
〈分離感〉
分離感もなかなか高いです。
音場は普通程度ですが、分離感は悪くないです。
左右で分かれて聞こえる曲やたくさんの音が出ている曲でもそれぞれの音がわかります。
〈音場〉
音場は普通程度に感じます。
特に中音はかなり近くに感じます。
残響音は特に高音が良いです。
<音以外の評価として>
〈ケーブルについて〉
付属ケーブルはやはりこの価格帯なのでなかなかの高品質です。
そのため、付属ケーブルでもなかなかバランス良い音が出ます。
mmcxは緩みが無くくるくる回る感じもせずきっちりしています。
やわらかめですが、多少タッチノイズが多めです。
歩きながらは気になります。
手持ちのHCKの純銅ケーブルに変えると、高音のシンバルの刺さりが収まりちょうどよくなります。
中音はより出てきます。
低音がはっきりして、モコモコ感が多少改善し解像度も上がる印象です。
〈遮音性(音漏れ)について〉
DD用の空気穴がありません。
そのため、音漏れはありません。
以上から、通勤・通学用のイヤホンとしては向いていると思います。
まとめとして
HK6のメリットとしては、高音の派手さと中音の近さから、ボーカルホンにピッタリなところです。
また、高解像度なので音数の多い曲を楽しむ方にはピッタリです。
デメリットとしては、高音の刺さりと価格が高めなところでしょう。
特に刺さりを気にされる方はお勧めできないです。
<おすすめできる人>
・ボーカルホンを求めている人。
・高音が強めな音を求めている人。
<おすすめできない人>
・高音の刺さりが苦手な人。
HK6はHCK社の初のブランドイヤホンですが、これは当たりの部類です。
多少現在の中華多ドライヤホンにしては値段が高いですが、それに見合ったクオリティがあります。
やはり、HK8、NK10も聞いてみたいですね…。
ではでは次回のレビューにて