RevoNext社から販売されているRN-QT3をレビューしたいと思います。
BQEYZ社から出ている2BA+2DDの私のおすすめイヤホンK2のレビューは
です。
一般人ユーザーのレビューなので参考程度にしてください。
読者様の購入の参考になれば幸いです。
前提として
この機種は_KZ社のZS5や6や、BQEYZ社のK2と同じ2BA+2DDのイヤホンです。
RevoNext社はRN-QT2を出しているのでRN-QT3は後継機種となります。
RN-QT2の後継機種となりますが音の傾向は真逆だと私は感じました。
私が購入したのは発売直後の今年の7月でした。
そのため、私のRN-QT3は初期型だと思います。
外観等について
〈筐体について〉
RN-QT3は金属製です。
RevoNext社の新しいイヤホンなので筐体はバリや継ぎ目の隙間等も無く大変丁寧に作られています。
作りに関してはRevoNext社は本当にキレイです。
以下、左からRevoNext、EM-023、ZS5とV20となっています。
筐体の大きさは小さめです。
今まで購入してきた中華イヤホンの中でも小さい方と思います。
筐体は厚めで、ノズルは短めです。
ただ、ノズルの太さはES4等と同じく太いです。
そのため、耳が小さい人は長時間使用も耳が痛くなり難しいと思います。
私は長時間使用が出来ないです。
〈ステム部分について〉
RevoNext RN-QT3は引っ掛かりが有ります。
そのため、外での使用も安心できます。
〈カラーバリエーション〉
グレー、ブラックです。
今回はブラックモデルを購入しました。
〈購入先・販売元〉
私の購入先はAliExpressのWooeasy Earphones Storeです。
値段は現在Amazonでは6000円前後です。
販売店はNiceHCK、Wooeasy、Kinboofi等が大手だと思います。
保証は一年です。
Twitterをやっている方であれば、Wooeasy Earphones Storeのアカウント@hulang9078をフォローしてDMを送るとTwitter割が適用できます。
〈外観等〉
箱のデザインはとてもシンプルで白を基調としてとてもおしゃれです。
今までのRevoNext社のデザイン通りイヤホンの写真があります。
〈イヤホンの仕様〉
2BA+2DDの4ドライバモデルです。
再生帯域7-40000Hz
プラグタイプは2pinで0.78mmです。2pinは0.75mmもあるので注意です。
〈パッケージ付属品〉
ケーブル、イヤーピース一種類(S、M、L)、説明書兼保証書と大変シンプルです。
音質について
<レビューの前提として>
〈エージングについて〉
私は実体験からイヤホンにエージングは必要があると思っています。
そのため、レビューの前にエージングをすることにしています。
一応エージング前のレビューもあげていきますのでよろしくお願いします。
〈エージング方法について〉
私のエージング方法は100時間超エージング用音源(オーディオ機器エージング用WAVファイル集の詳細情報 : Vector ソフトを探す!)でエージングし、次に100時間音楽ランダム再生の計200時間超を目安としています。
〈再生機器について〉
その都度記載する予定ですが、基本的にはWM1Aです。
今回はWM1A、アンバランス出力、ハイゲイン出力です。
〈高音、中音、低音について〉
高音はシンバル、中音はボーカルやバイオリン・ピアノ、低音はドラムをイメージしています。
〈イヤーピースについて〉
基本的に付属の物は使わないです。
私の良く使うイヤーピースは、OSTRY、スピンフィット、スパイラルドット、コンプライです。
ZSAでは主にスピンフィット、スパイラルドットを試しました。
<開封直後>
〈全体的な出音〉
一聴目の傾向としてはドンシャリ傾向のイヤホンです。
ただ、中音もはっきりしています。
とても高音が目立つ印象です。
出音の強さのイメージとしては高音>低音≧中音のイメージです。
未エージング状態の出音はなかなか好印象です。
音の傾向としては寒色です。
とてもクールな印象です。
高音が好きな人にはぴったりだなと思います。
〈高音〉
高音ははっきりとしていて相当目立ちます。
結構刺さります(笑)
高音がはっきりしている曲が印象強くなります。
KZでいうとZS6に似ていると思います。
〈中音〉
ボーカルは距離としては多少遠目な感じで出ています。
高音、低音と比べると小さめの音量です。
ただ、高音が印象強いだけでしっかり出ています。
サ行の刺さりは有ります。
〈低音〉
低音も量が有ります。
ドラムの分離感がきれいに聞こえます。
ぼわっとしている低音ではなくキレのある低音です。
〈解像度〉
解像度は相当高いという印象です。
ZS10に並ぶかそれ以上かもしれません。
エージング後に期待です。
〈分離感〉
楽器と楽器の分離感は高めです。
低音と高音の分離感がとても印象的です。
〈音場〉
音場は広めです。
縦に広い印象です。
〈音量のとりやすさ〉
音量は普通から少し取りづらい程度です。
ZS5や6と同じ音量で同じ程度の音が出ていると思います。
ハイゲイン37~38で聞いています。
<エージング後>
〈全体的な出音〉
一聴目の傾向としては中高音重視傾向のイヤホンです。
エージング前と変わらずにとても高音が目立つ印象です。
エージング前と比べて低音の主張が相当抑えられています。
出音の強さのイメージとしては高音>中音≧低音のイメージです。
私は中高音の派手なイヤホンが好きなのでこのバランスは好みです。
音の傾向としては寒色です。
とてもクールな印象です。
高音が好きな人にはぴったりだなと思います。
〈高音〉
RN-QT3の特徴はこの高音です。
高音はもっとも出ていると感じます。
キラキラ感がかなりあります。
量はかなり多めです。
刺さりは多少あります。
遠めなので音場の広さに貢献していると思います。
〈中音〉
中音は量は普通程度でちょうど良い量だと思います。
サ行の刺さりは曲によっては多少有ります。
距離は少し遠めの距離です。
音場が広めの機種ですが、中音ははっきりと聞こえます。
ただ、とても近いボーカルが好みの人にとってはオススメできません。
〈低音〉
低音は普通程度です。
低音はぼわっとした低音ではなくキレのある低音です。
ただ、そこまで深い低音ではないように聞こえます。
低音の距離は遠めです。
〈解像度〉
解像度は4ドライバーにしては高めです。
高音に特徴のある機種なので高域の音がきれいに聞こえます。
全体の音域もきれいに聞こえます。
〈分離感〉
音場が広めなので、分離感は良いです。
楽器と楽器の音の違い、左右に音が分かれたときもわかりやすく聞こえます。
特にかぶって聞こえる音域は無いように思います。
〈音場〉
RN-QT3の特徴は広めの音場だと思います。
高音・低音は横に広い印象です。
中音も多少遠めです。
ただ、そのためボーカルホンを求めている人には不向きです。
残響音は多めです。
〈音量のとりやすさ〉
音量は普通から少し取りづらい程度です。
ZS5や6と同じ音量で同じ程度の音が出ていると思います。
携帯電話でもいつもと同じか音量を一つ上げる程度です。
エージング前と同様のハイゲイン37~38で聞いています。
携帯電話で聞いている人でもオススメです。
<音以外の評価として>
〈ケーブルについて〉
RN-QT2のケーブルは音質面ではZS5、6のケーブルよりも良いものです。
ケーブルをまとめるためのスライダー?ホルダー?も付いており外で使っていてまとめてしまう際には便利だと思います。
ただ、ケーブル同士がくっつきやすいこと、癖が強くタッチノイズが大きいため外使いで歩く場合には不向きだと思います。
そのため、リケーブルがおすすめです。
リケーブルの候補としてはきしめんケーブルがおすすめです。
しかも、写真の通りZS5、6用のきしめんケーブルがぴったりはまると言うサイズ感。
きしめんケーブルは2000円ほどで買えるケーブルとしてはコスパが最高だと思います。
〈遮音性(音漏れ)について
筐体の表面に3列の大きな空気穴があります。
そのため、ZS6やRN-QT2と同じ程度音漏れがあります。
なので、通勤・通学用のイヤホンとして向いていないと思います。
まとめとして
RN-QT3のメリットとして、高音がとても派手できれいに出ることです。
また、解像度が高い点や音場が広い点も良いです。
さらに、筐体が小さいことや金属筐体もメリットです。
RN-QT3のデメリットは派手な出音のため刺さりがあることです。
また、ノズルが太いので耳穴の小さい人は長時間使用できないと思います。
さらに、空気穴が表面に大きくありますので音漏れの心配があります。
<おすすめできる人>
・高音の派手なイヤホンを求めている人。高音好きな人にはぴったり!
・高解像度の音場の広いイヤホンを求めている人
<おすすめできない人>
・ボーカルの近いボーカルホンが欲しい人
・高音の大人しいイヤホンが欲しいという人
・通勤、通学等で使用するイヤホンを求めている人
RN-QT3は高音の派手な高解像度、広い音場を持つ派手目なわかりやすい音で私は好みの音です。
RN-QT2と真逆の音作りなのでびっくりですが、RN-QT2との使い分けのできる良いイヤホンです。
RevoNext RN-QT3は音はとてもおすすめですが、筐体のデザインのパクリと空気穴を小さくしてほしいですね。
RevoNext社は二機種とも筐体のつくりや音作りは好みなので次回作に期待ができます。
ではでは次回のレビューにて