BGVP社から販売されているDMGをレビューしたいと思います。
KZ社から出たお勧めイヤホンの5BAイヤホン
AS10のレビューは
です。
一般人ユーザーのレビューなので参考程度にしてください。
読者様の購入の参考になれば幸いです。
前提として
BGVP DMGはBGVP社の初めての4BA+2DDモデルとなります。
BGVP社は今までたくさんの種類のドライバー数のイヤホンを作っていました。
今回はあまり聞いたことのないドライバー構成のイヤホンで、かつ安価なのでtwitterでちょっとした話題になりました。
DMGの音の特徴は全音域の元気の良さとキレの高いボーカルホンです。
全音域の主張の強い音です。
また、ノズルを交換することによって音を変えることが出来るため1台で3種類の楽しむことが出来ます。
私が購入したのは発売直後の今年の8月でした。
そのため、初期型です。
外観等について
〈筐体について〉
筐体はフェイスプレートもシェル部分も金属製です。
バリや継ぎ目の隙間等も無く大変丁寧に作られています。
BGVP社のイヤホンは初めて購入しましたが大変綺麗な印象です。
写真は左から
BGVP DMG、DT8、AS10となっています。
筐体の大きさは普通よりやや小さめです。
筐体は横に小さく、縦に長いです。
筐体はの厚さは普通より薄く、ノズルは短めです。
ノズルの太さは多少細めです。
そのため、耳が小さい人も長時間使用は出来ると思います。
私は長時間使用が出来ます。
〈ステム部分について〉
DMGは引っ掛かりが有ります。
そのため、外での使用をおススメ出来ます。
〈カラーバリエーション〉
ブラックとレッドとブルーです。
今回はブラックモデルを購入しました。
〈購入先・販売元〉
私の購入先はAmazonのBGVPです。
値段は現在Amazonでは15000円です。
〈外観等〉
箱のデザインはシンプルで白を基調としてイヤホンの写真が載っています。
ケースは普通より少し大きいです。
〈イヤホンの仕様〉
4BA+2DDの6ドライバモデルです。
再生帯域15-45000Hz
プラグタイプはmmcxモデルです。
〈パッケージ付属品〉
ケーブル、イヤーピース4種類×3サイズ(S、M、L(1サイズの物のあります))、ケーブルを留めるパーツ、交換ノズル、説明書です。
音質について
<レビューの前提として>
〈エージングについて〉
私は実体験からイヤホンにエージングは必要があると思っています。
そのため、レビューの前にエージングをすることにしています。
一応エージング前のレビューもあげていきますのでよろしくお願いします。
〈エージング方法について〉
私のエージング方法は100時間超エージング用音源(オーディオ機器エージング用WAVファイル集の詳細情報 : Vector ソフトを探す!)でエージングし、次に100時間音楽ランダム再生の計200時間超を目安としています。
〈再生機器について〉
その都度記載する予定ですが、基本的にはWM1Aです。
今回はWM1A、アンバランス出力、ハイゲイン出力です。
〈高音、中音、低音について〉
高音はシンバル
中音はボーカルやバイオリン・ピアノ
低音はドラム
をイメージしています。
〈イヤーピースについて〉
基本的に付属の物は使わないです。
私の良く使うイヤーピースは、OSTRY、スピンフィット、スパイラルドット、コンプライです。
DMGでは主にスピンフィット、スパイラルドットを試しました。
<開封直後>
〈全体的な出音〉
黒ノズルをつけての感想です。
一聴目の感想としては多少低音の強いフラット重視なイヤホンです。
すべての音が目立つ音ですが、多少低音が良く聞こえるなという印象です。
出音の強さのイメージとしては低音≧中音=高音のイメージです。
音の傾向としては寒色です。
全体的にとても元気な音づくりです。
第一印象は良いです。
音のバランスが良い印象です。
エージング後に変化するかどうかですね。
〈高音〉
高音は低音ほどは出ていませんがしっかりと出ています。
とてもキラキラ感の強い高音です。
しかし、高音の刺さりはありません。
音の距離としては普通程度です。
〈中音〉
中音も低音ほどは出ていませんがしっかりと出ています。
距離は少し近めから普通程度です。
サ行の刺さりはありません。
今のところボーカルホンとして最適な印象があります。
〈低音〉
低音は一番強く聞こえる印象です。
多少他の音域に比べ強めかな、と感じます。
しっかり深い低音が出ています。
音の距離は普通程度です。
〈解像度〉
解像度はドライバー数に比べて良い印象です。
全体的に強めですが低音は音の圧は強いので分かりやすいです。
素直なイヤホンなので音源の悪さがかなりはっきりと鳴ってしまう印象を受けます。
〈分離感〉
音場が狭くはないのですが、多少ごちゃっとなっている印象です。
少し中低音が高音をマスクしている印象を受けます。
残響音は多めです。
〈音場〉
音場は普通程度です。
中音域は他の音域に比べて近く感じます。
〈音量のとりやすさ〉
音量の取りやすさは普通程度だと思います。
ハイゲイン35前後で聞いています。
<エージング後>
〈全体的な出音〉
黒ノズルをつけての感想です。
一聴目の感想としてはエージング前と変わらず多少低音の強いフラット重視なイヤホンです。
すべての音が目立つ音ですが、多少低音が良く聞こえるなという印象です。
出音の強さのイメージとしては低音≧中音=高音のイメージです。
ただ、このイメージもノズルで変化できます。
音の傾向としては寒色です。
全体的にとてもキレの良い音です。
全体的にとても元気な音づくりです。
〈高音〉
高音はエージング前よりたくさん出ています。
きちんと高音の存在感があります。
とてもキラキラ感の強い高音です。
高音の刺さりはありません。
音の距離としては普通よりも遠めです。
〈中音〉
エージング後も中音は音圧としてはしっかりと出ています。
中音の音圧が強いのでボーカルがはっきりと聞こえます。
距離は普通よりは近めです。
サ行の刺さりはありません。
中音の距離と強さから低音重視のボーカルホンを求めている人におすすめ出来ます。
〈低音〉
低音はバランスとしてはやはりエージング後も他の音域に比べて多少強いです。
低音がしっかり強く感じられます。
量が多いですが、大変キレのある低音が出ています。
きちんと深い低音が出ています。
音の距離は普通程度です。
〈解像度〉
解像度はドライバー数にしては高いと思います。
全体的に強いので解像度が低いともやっとしてしまいますが、DMGにそういったことは全くありません。
むしろ高音などは相当にハイレベルです。
〈分離感〉
音場は全体的に普通程度ですが、分離感は悪くないです。
左右で分かれて聞こえる曲やたくさんの音が出ている曲でもそれぞれの音がわかります。
音場が普通程度なのと分離感の高さからボーカルホンにピッタリです。
〈音場〉
音場は普通程度に感じます。
高音は遠目に聞こえます。
中音、低音域は普通程度な印象です。
音場が狭めなお陰で中音がはっきりときれいに聞こえます。
そのため、ボーカルホン向きだな、と思います。
また、特に高音の残響音が良いです。
〈音量のとりやすさ〉
音量は普通程度にとれるイヤホンだと思います。
携帯でも試してみましたが、いつもと同じ音量でした。
具体的に私はWM1Aでハイゲイン35前後で聴いています。
携帯電話で聞いている人でもオススメです。
<音以外の評価として>
〈ケーブルについて〉
付属のケーブルはクオリティがかなり高いと思います。
音質面でもどこかの音域が出ていないということはありません。
また、ケーブルが大変柔らかくタッチノイズが少ないです。
さらに、mmcxのぐらつきなども無くしっかりハマっています。
〈遮音性(音漏れ)について〉
DD用の空気穴が筐体内側にとても小さく1つありますが、音漏れは小さいです。
そのため、通勤・通学用のイヤホンとして使用できると思います。
〈ノズル交換について〉
ノズルが固過ぎずノズルの交換が非常にしやすいです。
また、ノズルによって音の変化はわかりやすいです。
そのため、1つのイヤホンで3種類の音を楽しめます。
まとめとして
BGVP DMGのメリットとしては、全音域の力強さと分離感の良さからボーカルホンに向いているところです。
ボーカル好きな人にはぴったりの音のバランスです。
さらに、筐体の小ささや音漏れの少なさも個人的にプラスです。
デメリットとしては、多少音場が狭いところです。
ただ、特に狭すぎるということはないです。
<おすすめできる人>
・全体的な出音の元気な音のボーカルホンを求めている人。
・分離感の高い高解像度のイヤホンを求めている人。
<おすすめできない人>
・高音の派手なイヤホンを求めている人。
BGVP社のイヤホンを初めて購入しましたが、DMGは出音、付属品、価格、すべてにおいてバランスのとれた素晴らしいクオリティのイヤホンです!
低価格イヤホンからの脱却を検討している人はこれを買っておけば、ベストな選択となりうるのではないか?というくらい素晴らしいイヤホンだと思います!!
是非とも一聴の価値のあるイヤホンなので試聴をしてみてほしいです。
ではでは次回のレビューにて