前回1BA+1DDイヤホンのYinyoo Proをレビューしましたが、今回はKZ AS06のエージング前のレビューをしたいと思います。
KZ社から発売中の1BA+1DDのZS4のイヤホンレビューは
です。
一般人ユーザーのレビューなので参考程度にしてください。
読者様の購入の参考になれば幸いです。
前提として
KZ社さんのイヤホンはもう最近では中華イヤホン好きの方にはおなじみのイヤホンだと思います。
今回のAS06のエージング前の印象は全音域のはっきりした出音のピラミッドバランス傾向のリスニング向けの寒色イヤホンです。
私が今回購入したのは発売直後の2018年の12月です。
おそらく初期型だと思います。
外観等について
〈筐体について〉
筐体はフェイスプレート、シェル、ノズル部分すべてがプラスチック製です。
バリや継ぎ目の隙間等も無く大変丁寧に作られています。
筐体の外観はかなり全体的に綺麗な印象です。
筐体の大きさは普通です。
筐体は横幅は小さ目、縦には普通程度です。
筐体の厚さは薄目、ノズルは短めです。
ノズルの太さは5.4mmです。
そのため、耳の穴が小さい人でも長時間使用ができると思います。
私は長時間使用が出来ます。
〈ステム部分について〉
AS06は引っ掛かりが有りません。
そのため、外での使用はおススメ出来ません。
〈カラーバリエーション〉
ブラック、シアンモデルの二種類です。
今回はブラックモデルを購入しました。
〈購入先・販売元〉
私の購入先はAliexpressです。
値段は4500円前後です。
販売店はNiceHCK、Wooeasy、Kinboofi等が大手だと思います。
保証は一年です。
〈外観等〉
箱のデザインはシンプルで白色を基調としています。
小さめな大きさです。
シルエットとしては長方形です。
〈イヤホンの仕様〉
3BAドライバーの3ドライバモデルです。
再生帯域20-40000Hz
プラグタイプはQDCタイプの2pinです。
〈パッケージ付属品〉
イヤーピース1種類×3サイズ(S、M、L)、ケーブル1本、説明書です。
音質について
<レビューの前提として>
〈エージングについて〉
私は実体験からイヤホンにエージングは必要があると思っています。
そのため、レビューの前にエージングをすることにしています。
一応エージング前のレビューもあげていきますのでよろしくお願いします。
〈エージング方法について〉
私のエージング方法は100時間超エージング用音源(オーディオ機器エージング用WAVファイル集の詳細情報 : Vector ソフトを探す!)でエージングし、次に100時間音楽ランダム再生の計200時間超を目安としています。
〈再生機器について〉
その都度記載する予定ですが、基本的にはWM1Aです。
今回はWM1A、アンバランス出力、ハイゲイン出力です。
〈高音、中音、低音について〉
高音はシンバル
中音はボーカルやバイオリン・ピアノ
低音はドラム
をイメージしています。
〈イヤーピースについて〉
基本的に付属の物は使わないです。
私の良く使うイヤーピースは、OSTRY、スピンフィット、スパイラルドット、コンプライです。
AS06では主にスピンフィット、スパイラルドットを試しました。
<開封直後>
〈全体的な出音〉
一聴目の感想としては全音域のはっきりした出音のピラミッドバランス傾向のリスニング向けのイヤホンです。
全体的にはっきりと聞こえるリスニング傾向の音作りです。
出音の強さのイメージとしては低音≧中音>高音のイメージです。
音の傾向としては寒色ですが、低音強めなので暖色傾向にもあるので少し難しいところです。
〈高音〉
高音は最も量の少なく聞こえる音域です。
量は少ないですが、きれいな高音が聞こえます。
残響音が綺麗に聞こえます。
シンバルなどは全く刺さりません。
音の距離としては近めです。
〈中音〉
中音はかなり良く聞こえる音域です。
もう少し低音が抑え気味であればボーカルホンとして使えそうです。
サ行の刺さりは感じません。
距離は近め~普通程度です。
〈低音〉
低音の量はかなりあります。
深い低音も多少出ています。
音の距離は近めです。
〈解像度〉
解像度は普通程度です。
KZのイヤホンは解像度高めなのでここはいつも通りな印象です。
〈分離感〉
分離感はそこまでだと思います。
音場が狭めなこともあり多少ごちゃっとして聞こえる曲があります。
〈音場〉
音場はかなり狭く感じます。
特に中音域がだいぶ近めです。
〈音量のとりやすさ〉
音量の取りやすさは取りやすいほうだと思います。
ハイゲイン22前後で聞いています。
エージング前のまとめとして
AS06の向いている人
・元気な出音の好きな人。
・低音域の音が好きな人。
AS06の向いていない人
AS06は全音域のはっきりした出音のピラミッドバランス傾向のリスニング向けの寒色イヤホンです。
元気な出音で多少KZの出始めの音なイメージがあります。
最近のKZは高解像度なくっきり系なイメージでしたが、AS06は低音かなり強めで暖色にも聞こえる時があるのでKZらしからぬ音作りの印象を受けました。
ここはBAのイヤホンらしくない印象です。
また、多少ごちゃっとしているのがマイナスです。
まだエージング前なのでエージングでの音の変化がどうなるかが楽しみです。
ではではエージング後のレビューにて